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史上最長片道切符の旅10日目では、主に山口県内を移動します。
県南西部・山陽小野田市の厚狭駅から美祢線に乗車し、長門市駅で山陰本線に乗り換えて東萩駅で下車、萩市内を観光します。
今回は、山陰本線のローカル列車から日本海の絶景を眺めつつ、城下町・萩へ向かいます。
山陰本線は、かつては東北本線に次ぎ日本で2番目の長さを誇る在来線でした。しかし東北新幹線の盛岡以北が開業し、在来線が一部JRから切り離されたことで、現在では山陰本線が日本一長いJR在来線になっています。
山陰線は、起点である京都付近こそ大都市の通勤輸送が盛んですが、それ以外の区間ではそこまで沿線人口も多くなく、ローカル線然としています。特に今回乗車した山口県内区間は特急列車が一切走らない区間で、観光列車を除けば一日に8本の普通列車のみが走る、ローカル線と化した区間です。沿線は車社会化が進み、かつての急行列車や特急列車も廃止されて久しくなりました。
その代わり景色は非常によく、1輌編成の列車は日本海に沿って走ります。入り江になっているところではエメラルドブルーの穏やかな水面が広がり、また海を遮る陸地がない海岸線には、荒波が岸に打ち寄せるダイナミックな姿が広がります。
長門市駅から40分ほどで、萩市の中心駅とされる東萩駅に到着です。萩の街は阿武川が形作った中洲に造られており、山陰本線はその中州を取り囲むようにして走っています。そのせいもあり、駅から萩の城下町までは徒歩だと25分ほどかかってしまいます。
萩は戦争の被害をほとんど受けなかったこともあり、江戸時代からの町並みが強く残されています。重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に4か所が指定されており、これは京都市、金沢市と並んで全国最多です。
萩は三方を山に、残りの一方を海に囲まれていることもあり、防衛に非常に適した地として長州藩の城下町に選ばれました。しかしその地理的条件が現代ではあだとなっており、山陽からの高速道路が到達できていません。鉄道も長距離移動の役目をはたしていないため、アクセスが悪くそのポテンシャルの割には観光客を十分に呼び込めていないのが現状です。
この動画では、フリー動画サイト「DOVA Syndrome」からダウンロードした以下のBGMを利用しています。
(作曲家名は敬称略)
天駆ける船 作曲:G-MIYA
https://dova-s.jp/bgm/play1870.html
HAYABUSA 作曲:GT-K
https://dova-s.jp/bgm/download2528.html
Daily Accumulation 作曲:Anonyment
https://dova-s.jp/bgm/play16110.html
World Heritage 作曲:雨宮
https://dova-s.jp/bgm/play3881.html
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日本は世界有数の鉄道大国です。鉄道を愛好する人の数も世界と比べて圧倒的に多く、桜が咲き誇る時期にも、雪に閉ざされる季節にも、多くの「鉄道ファン」たちが全国に足を延ばし、各地で汽車旅を楽しみます。
そんな「鉄道ファン」の間で、究極の鉄道旅行とされているものが「最長片道切符の旅」と呼ばれるものです。
JRでは、ルートが1本の線になっていさえすれば、基本的にいくらでも経路の長い乗車券を買い求めることができます。そのルールをもとに、理論上考えられる最長の経路となるものが「最長片道切符」と呼ばれる切符です。
1枚の切符で、日本列島の北から南までいろいろなところを巡りながら旅をすることができ、毎年多くの鉄道マニアがこの切符を買って旅行をしています。
現在、最長片道切符の経路の長さはおよそ1万キロです。しかし時代をさかのぼれば、JR、そしてその前身である国鉄は今よりはるかに多くの路線を持っており、もっと長い距離を1枚の切符で乗ることができていました。最もその経路が長かったのは、1982年6月23日から同年6月30日までの間です。鹿児島県の枕崎駅から、九州、本州、四国、また本州に戻り、東北地方を北上して北海道の様似駅まで、総延長13423.7キロメートル。極東のロシア・ウラジオストクから、ユーラシア大陸の最西端、ポルトガルのロカ岬まで行けてしまう長さです。
今回私は、この「史上最長片道切符」のルートを全てたどる旅を行います。途中には廃止された路線を通る区間もあるので、すべてを鉄道でたどることはできません。そういった区間では、並行して走っているバスに乗ります。ところどころ存在する、バスすら廃止されてしまった区間では、徒歩で移動することもあります。
1982年から2022年、40年の月日がたち、「史上最長片道切符」の沿線地域の交通事情は大きく変化しました。その時代の流れを皆様にご紹介しながら旅をしていきます。
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【史上最長片道切符10-3】山陰本線でゆく、萩の城下町観光 長門市→東萩
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