私達人間にとって食とは何でしょう?
生きるために欠かせないガソリンであり、欲を満たしてくれるものでもあります。
でも、人はどこまでもどこまでも欲深い生き物です。
もちろん人それぞれではありますが、同じお腹を満たしてくれる食べ物でも、より美味しい方を求めてしまう。
渇いたのどを潤してくれるビールだって、寒い冬に飲むより真夏の炎天下のほうが美味しいはず。
私達料理人がやり甲斐を見つけやすいテーマのひとつではないかと思います。
世の中には様々な職業があります。
そしてそれぞれの業種ごと更に様々な組織団体があるのではないかと思います。
調理に従事する者にも「調理師」と名の付く組織団体は数多く存在します。
そして世の中の人々が組織団体の会員も含めてそれぞれの専門業種の組織に求めているモノも様々でしょう。
中華一筋の面々が所属をする調理師会でも様々なコンクールや講習会等で技術を向上させ、食の安全性や生産、流通に関する変化などについても調理師同士の情報の共有や勉強会、セミナーなどを行っています。
しかしこれら重要な私達の役割は調理師会という組織があっての役割です。
調理師会だけではなく、今はどの業界の団体も組織も会員減少の歯止めは急務でしょう。
会員がいなくては、会そのものの存続すら危ぶまれます。
さらに残念なことに調理師に至っては、今もっとも人気の無い職業のひとつとされています。
調理師学校においても、近年は当たり前のように定員割れ。
なぜここまで人気が無いのでしょう?
どうすれば大人気の職業になり、調理師志望者が世に溢れるのでしょう?
例えば23年前、テレビの中の鹿賀丈史さんがパプリカを丸かじりしながら「私の記憶が確かならば」というセリフで番組をスタートさせた料理の鉄人。胸を踊らせワクワクしながら見たものです。
賛否両論あるかとは思いますが、料理そのものではなく、料理人にスポットを当てた画期的な番組であり、あの番組のヒットにより、調理師志望者が過去の数倍になるという結果をも出しています。
今の時代にこそあのような番組があれば。と何度も思いましたが、名もない一料理人の僕がそのような番組を作れるはずもありません。
では……?
「今の時代に見るもの全ての人が胸を躍らせ、わくわくしながら楽しめる事が出来る中華料理人にスポットが当たったメディアのようなものは?」
僕の出した答えがYouTubeの中華一筋でした。
今までYouTubeのユの字も知らなかった僕がちょうど1年前に「よし。やってみよう」と思い立ったのはその様な理由からでした。
さらにそれを僕一個人ではなくスタッフ皆で力を合わせて楽しみながら挑む。
僕たち日本人が最も得意とする団体芸でもあります。
そしてそれをもし各々の生き甲斐のようなものにできれば。それはそれは素晴らしい事ではないでしょうか。
時代は常に動いています。日一日移り変わり行く全てのモノに対して、上手に対応をする事が出来なければ廃れてしまう世の中になってしまいそうです。
僕たち中華の料理人自身が、仲間と助け合い、調理の仕事をもっともっと楽しみ、慈しみ、それを皆様方に上手に丁寧に、そして楽しくお伝えするのです。
中華料理の世界ってこんなに楽しくってやり甲斐があるんですよって。
さらに「マジ美味いんです」って。
それをこれからも多くの方々にお伝え出来たら良いなと願っています。
今年一年ご視聴くださり本当にありがとうございます。
僕たちにとってはとても目まぐるしく、楽しい、まさに夢のような素敵な一年になりました。
来年も精一杯賑やかで和やかでありたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願い致します。
2020年、皆様方にとって素晴らしい良い一年でありますように。
中華一筋オールスターズ 【鴨南蛮 Chinese style】年越しそば Have a happy new year.
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