東京大学や、ドイツのハノーファー大学などの国際研究チームは、
来年に開催延期となった東京オリンピックの全会場の放射線量を測定したところ、
過去に開催されたオリンピック会場の平均よりも下回ったと発表しました。
研究チームは、
札幌のマラソンコースを除いたすべての会場で、
空間の放射線量を測定しました。
その結果、福島第一原発の事故によって
放射線量が大きく上昇した会場はなく、
すべての会場の平均値は0.071 µSv/hとなり、
1952年以降にオリンピックが開催された13の都市の平均値0.072 µSv/hよりも
下回ったということです。
また、アスリートが口にする、
日本国内の水や食品について放射線量を測定したところ、
安全性が高いと確認されたということです。
東京大学・小豆川勝見助教
「海外では『東京は放射能で汚染されている』
という認識の人が依然として多い。
こういった誤解・偏見はオリンピックを開催する時に
大きな問題になると思って研究を始めた。
自明だが、全会場の測定をした結果、
福島第一原発事故の影響が
強く出ているところはないという判断になった。
日本にいても海外にいても、思い込みではなく、
データに真摯に向き合って考えていく必要があるのではないか。
一方で、放射線物質の問題が完全に
日本からなくなったのかというと、残念ながらそうではない。
福島県内に限らず多くの場所で除染をしなければならないし、
取ってきた土をどう貯蔵するのかという問題もある。
放射線物質の問題がなくなったわけではない。」
※引用元
●論文:Environmental Science & Technology (オープンアクセスはAbstractのみ)
Rebecca Querfeld, Mayumi Hori, Anica Weller, Detlev Degering, Katsumi Shozugawa, GeorgSteinhauser(2020) Radioactive Games? Radiation Hazard Assessment of the Tokyo Olympic SummerGames
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.0c02754
●プレスリリース:東京大学のHP
東京オリンピックはRadioactive games? 海外から渡航するアスリートと観客のための被ばく評価
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/files/20200824sobunShozugawa01.pdf
#東京五輪#東京オリンピック#放射能五輪#福島第一原発#radioactivegames
「東京五輪は“放射能五輪”にあらず」東大などが全会場で放射線量を測定(2020年9月1日)
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