ロシアとの停戦交渉が行き詰まる中、ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ドイツのベルリンでメルツ首相と会談し、ロシアへの圧力を強化する方針で一致しました。会談後の記者会見で両首脳は、ロシア領内の軍事目標を狙える長距離ミサイルをウクライナが生産できるよう協力することで合意したと発表しました。
ゼレンスキー大統領「ウクライナへの生産インフラ、特に兵器とドローンの生産への投資で合意した。最も効率的な方法で兵士の命を救うことが可能になる」
メルツ首相「両国はウクライナ製の長距離ミサイルの調達に関する覚書に署名する。射程距離の制限はない。ウクライナは領土外の軍事目標も含め、自国を完全に防衛することが可能になる」
ドイツのメルツ首相は、「長距離兵器を共同で生産したい」として、財政支援や軍需産業間の連携を進める考えを明らかにしました。メルツ氏は、長距離兵器の供与に否定的だったショルツ前首相の方針から一転して長距離巡航ミサイル「タウルス」の供与に前向きな姿勢を示しています。「タウルス」は射程がおよそ500キロで、ウクライナの支配地域からモスクワに届くとされ、ウクライナ側が供与を強く求めています。一方、ロシア側は、「ドイツが戦争に関与していることは明白だ」と強く反発しています。
ラブロフ外相「メルツ氏はウクライナでのあらゆる射程のミサイル生産に資金提供すると述べた。ドイツ製の(長距離)ミサイル供与は議論の余地がなく、検証が必要だ。緊張を高め、戦争を助長するものだ。戦争に直接関与していることは明白だ。ドイツは過去のように崩壊に向かっている」
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「射程距離の制限ない」ドイツがウクライナの長距離ミサイル生産を支援
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