日銀の中村豊明審議委員は、広島市で講演し、「既に物価上昇に負けない『賃上げと投資がけん引する成長型経済』への大きな変革の芽が出ている」と指摘しました。その上で「これが枯れずに順調に育つように多くのデータを確認し、経済の回復状況に応じて金融緩和度合いを慎重に調節していくことが重要な局面だ」と話しました。その後の記者会見では12月の金融政策決定会合で日銀が追加の利上げを行うのではないかという市場の見方について「データをみてファクトに基づいて意思決定をしたい」と話しました。
中村豊明審議委員「私は超ハト派と言われているようだが、決してそういうつもりはない。経済のデータに沿って、改革をしていけばいい。ただ今ちょっとね、中小企業がまだ少し弱い感じだと今印象持っているが、今後いろいろ出てくるデータで判断したい」
また中村委員は地方が抱える人口流出の課題などを踏まえて、実態に即して適切な金融政策運営をしていきたいと述べました。
中村豊明審議委員「今の状況は別に12月で(利上げが)なくなったわけでもないし、12月でやるということでもないし、もう少し時間がたって、経済データのファクトを確認しながら、市場も動いていくのではと思うので、私としては、まだニュートラル」
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日銀・中村審議委員が講演 金融緩和「慎重な調整が重要な局面」 追加利上げ「データで意思決定」
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