一晩でおよそ10万人が犠牲になったとされる東京大空襲からきょうで77年です。
墨田区の隅田公園では、東京大空襲犠牲者追悼碑前で、追悼集会が行われ、
体験者や遺族などおよそ130人が参列しました。
現在90歳の山口逸郎さんは、13歳の時、空襲に遭いました。
山口さん「あくる日中学校に行こうと焼け跡を歩いたら、遺体があったり小さな赤ちゃんが焼け死んでいたり、本当に焼け野原でした」
一方、浅草では、ことしで35回目となる「東京大空襲資料展」が始まりました。
空襲直後に撮影された写真や絵画など、およそ300点が展示されています。
画家で91歳になる吉野山隆英さんは、14歳の時に空襲に遭いました。
こちらの絵は、焼夷弾で炎に包まれる路面電車、そして逃げ惑う人々を描いた作品です。
吉野山さん「私が目撃した光景が、生涯いつになっても脳裏から離れない。匂いの感覚も体に今でも残っている」
吉野山さんは、友人の勧めもあり、70歳を過ぎたころから自らの体験を描き始めました。
「戦争での悲惨な体験は2度と味わってはいけない」
そのような思いでいまも絵を描き続けます。
「資料展」で自らの体験を語り部として伝える89歳の岡崎吉作さんは、
12歳の時空襲に遭い、3日前の卒業式で一緒だったおよそ60人の友人たちが犠牲になったといいます。
岡崎さん「(友人たちが)集団疎開から帰って来た。半年ぶりに会えて互いに手を取り合って喜びあった。しかし友だちが半分ほど亡くなった。それが何といっても残念」
東京大空襲から77年たった今、ウクライナでは、
ロシアの侵攻で無実の市民たちが戦禍の犠牲になっいます。
吉野山さん「どういう意味でプーチン大統領がこんな行為に出たかまったく分からない。人間のやる仕業かと思う。悔しくて悔しくてしょうがない」
山口さん「戦争体験者としては2度と戦争を起こしてはいけない。残念というより本当に腹が立つ」
岡崎さん「言葉にならない。何とか食い止めて平和な世界になってもらいたい」
東京大空襲資料展 3人の被災者が語る(2022年3月10日)
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