WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は29日、新型コロナの「オミクロン株」の世界的な拡大で、地域によっては感染者数が急増し、「深刻な事態」を招くリスクが高いと警告しました。テドロス氏は、オミクロン株を巡っては未だ不明な点が多いものの、新たな変異ウイルスの発生を防ぐために世界でワクチンを公平に分配するよう改めて求めました。オミクロン株が初めて確認された南アフリカでは、今週末までに新規感染者数が28日と比べ、3.5倍の1万人に増えるかもしれないと保健省や専門家が指摘しています。同時に、これまで確認された感染者のほとんどが軽症で、既存のワクチンが重症化や入院を防ぐ可能性が高いとも報告しています。オミクロン株は現在、北米にも拡大し、28日にカナダで初めての感染者が確認されました。ヨーロッパでは、来月、スイスで開催されるはずだった大学生の国際スポーツ大会「ユニバーシアード」の中止が発表され、大規模な国際大会がオミクロン株の拡大によって中止となる初めてのケースとなりました。
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WHO テドロス事務局長 オミクロン株で「深刻な事態」も(2021年11月30日)
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