台風15号の影響で起きた千葉県の大規模な停電は、いまだ6万戸以上で続いています。
長引く停電は地域の農業や漁業にも深刻な被害をもたらしています。
千葉県鋸南町にある漁港。
こちらでは漁に加え、タイとシマアジの養殖をしています。
(勝山漁協の担当者)「タイはこの両方のいけすでやっていて、シマアジは外」。
(記者)本来であれば水を張って。
(勝山漁協の担当者)「張って、タイも泳いでいてという状況」。
今は水もなく、乾いてしまったいけす。
およそ10万尾を養殖していましたがその多くが死んでしまったのです。
(勝山漁協の担当者)「発電機が2時間しかもたなくて。酸欠状態になって沈んでいるタイもいれば、呼吸困難で浮いているタイもいた」。
海水をくみ上げるポンプが停電で停止し、急遽、発電機を使いましたが、それでも賄いきれませんでした。
廃棄した魚はおよそ5トン。
出荷目前の魚も2万尾ほどいました。
停電は回復したものの稼働再開のめどは立っていないといいます。
(勝山漁協の担当者)「電気が通っててもポンプが壊れていたりして出荷できる状態ではない。(被害は)1億円以上とはいわれている」被害はこちらでも。
(酪農家)「台風のときは雨風ひどく、全部水浸しになった」。
酪農を営む糟谷さん。
停電が始まった9日、搾乳した牛乳をすべて廃棄しました。
牛は死ななかったものの熱中症などの病気にかかり、生産量が減ったといいます。
(酪農家)「台風前は日量1,600キロぐらい、今は1,300キロまで落ち込んでいる」。
きょう午後3時ごろ電気は復旧しましたが、それまでは発電機を取り寄せなんとか電力を確保していました。
ただ、今後の影響は見通せないといいます。
(酪農家)「2日間送風機当てられなかったのがどのくらい影響するのか、初めての経験なのでわからないのが心配」。
国によりますと農業施設や農作物の被害額はおよそ218億円。
被害額は今後、さらに拡大する可能性があるといいます。
(江藤農水大臣)「被災された農林漁業者の早期の経営再開に向け支援策を早急に検討する」
#停電#農業#漁業#台風15号
台風15号の混乱続く 停電長期化で農業・漁業に打撃
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