ノーベル化学賞の受賞決定から一夜明けたきょう、吉野彰さんは朝から忙しい一日を送りました。
午後には夫婦で会見に臨み、喜びを語りました。
妻・久美子さんと連れだって壇上に上がった吉野彰さん。
久美子さんは、集まった取材陣に緊張を隠せない様子でした。
久美子さん:「すごい報道の方にただただびっくり。受賞して夢のよう。サラリーマンと結婚するのであって学者の妻になるとは思っていなかった。こうなるなら何事もしっかりやっておくんだった」。
記者:「何事もとは?」。
吉野さん:「私をもっと大事にしておけばよかったということだと思う」。
スマートフォンやパソコンなどの電子機器やEV=電気自動車などに使われるリチウムイオン電池。
吉野さんは、その開発に貢献したことから、今年のノーベル化学賞に選ばれました。
その研究には、妻・久美子さんの内助の功が大きかったようです。
久美子さん:「枕に髪の毛がいっぱい付いてて『あれ?』というときがあった。ストレスから来るものかなと思った」。
吉野さん:「リチウムイオン電池の研究で一番苦しかった時期。私が苦しいとき迷惑かけたこともある。苦労を踏まえて一緒に喜んで欲しい」。
久美子さん:「最高のプレゼントありがとうございます」。
会見に先立ち、吉野さんはテレビ東京の取材に応えてくれました。
池谷キャスター:「おめでとうございます。昨日はちゃんとお休みになりました?」
吉野さん:「夜遅くになったがホテルに戻って、部屋の冷蔵庫の梅酒だったかな?くいっと飲んだらパタンと…」
これまで長い間ノーベル賞候補と言われ、満を持しての受賞となった吉野さん。
吉野さん:「電池の技術は200年以上の歴史があるがあまり変わらない。未だに200年前の電池を一部我々は使っている。それだけ新しい電池を作るのは難しい。大げさな言い方をすると100年に1回ぐらいの発明」。
実は吉野さん、10年前にも池谷キャスターのインタビューを受けていました。
池谷キャスター:「開発のきっかけは?」
吉野さん:「もともとポリアセチレンの電球からスタートしたんです。電池の開発なんてさらさら考えていなかったんですよね」。
池谷キャスター:「リチウムイオン電池のゴールがあるとしたら今は何合目?」
吉野さん:「半分ぐらいじゃないか」。
10年経って栄誉に輝いた今、今後についてどう考えているのでしょうか。
池谷キャスター:「今現在の夢と目標は?」
吉野さん:「リチウムイオン電池は環境問題に対して大きな答えを出してくれる可能性を秘めていると言われた。その通りだと思う。これについても今からやらないといけない」。
池谷キャスター:「そういう研究でこれから2回目のノーベル賞どうですか?」
吉野さん:「地球環境問題という大きな課題を人類は抱えていて若い研究員が一生懸命研究している、誰かが当たりくじを引きますよ」
ノーベル賞 夫婦で喜び語る
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