国内での感染拡大を防ごうと、水際対策に加えて、普段の生活の中で感染する"市中感染"に対する備えも動き始めています。
きょうの衆議院予算委員会。
公明党 佐藤茂樹衆院議員「すでに本邦にウイルスが入り込み、市中で散発的な流行が起きていてもおかしくない状況と考えられる。」
加藤厚労大臣「よりパンデミックな状況になれば、軽症者は自宅に重症者は医療機関に。一層の重症化を抑える対応が必要。マニュアルを作りながら作業を進めている」
感染拡大の水際対策だけではなく、市中感染の拡大に対する備えについても議題になりました。
厚生労働省の幹部からも...
厚労省幹部
「専門家には『水際対策はもうあきらめて、市中感染対策に切り替えるべきだ』という人もいる」
「咳が止まらない人が病院に来たときに『新型コロナですね』ときちんと診断できることが大事だ。」
そこでカギとなるのが感染の有無を判断する検査体制の構築です。
現在、使われているのはPCR法という検査手法です。
被験者の喉の粘液やたんに含まれているウイルスの遺伝子を増やして調べています。
ただ、ウイルスが検体に含まれているかを判断するためには不純物などを洗い流し、数種類の試薬を加える必要があり、検査には6時間ほどかかるといいます。
その検査時間を大幅に短縮できると、期待が寄せられている企業が「栄研化学」です。
2003年にSARSが流行したとき「ランプ法」と呼ばれる独自技術を開発し、1.5時間で検査ができるキットをつくりました。
このキットの開発には多くの「検体」が必要ですが、日本国内で「検体」が入手できれば開発はスムーズに進められる可能性が高いと言います。
栄研化学 広報課 戸田和絵課長
「実際の検体があれば、我々のSARSの時のように海外で研究する必要がないので開発しやすい状況であることは確かだと思います。」
「キットを開発することは検討している?」
「社内で検討している状況です」
水際"に加え"市中感染""にも感染拡大の防止に向けた動きが急がれます。
市中感染防げ! 短時間で分かる「検査キット」開発
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