【新唐人=米NYに本部を置く中国語衛星TV、中国&国際ニュースを独自の視点でお届けします】【日本新唐人2012年12月26日】新疆ウィグル自治区、カラマイ市の西5キロにある墓地には、284人の子供が眠っていますが、墓石にはみな、"1994年12月8日国の犠牲になった"と彫られています。
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ドキュメンタリー映画『馬三家からの手紙』
#馬三家 #臓器狩り
その日の夜、地元の教育委員会が組織した小中学校15校の教師と生徒が、教育委員会の指導者のため、芸術公演を実施。夕方6時、ライトで舞台のカーテンが燃え始めると、瞬く間に火の手が700人余りの観客に襲いかかりました。避難を誘導する者すらいない中、官僚はマイクで子供たちに"落ち着いて、座りなさい""指導者を先に行かせるように"と命令。数分後、明かりが消え、館内は混乱に陥ります。しかし副市長がやけどを負ったほかは、前列に座っていた、火の手から一番近いはずの官僚と教育委員会のメンバーたちはみな、奇跡的に危険を脱しました。一方で停電と共にシャッターが落ち、逃げ場を失った323人が命を落としました。そのうち284人が子供。何より痛ましいのは、指導者に花を渡すため前列に座っていた小学生100人余りが、ほぼ全員焼死したことです。
この年は、中国が市場経済に踏み出して16年目。中国の経済改革が始まって4年目の年には、こんな事件も起こっていました。1982年7月11日、第四軍医大学の24歳の大学生、張華因さんは肥溜めに落ちた69歳の農民、魏志徳さんを救おうとして、命を落としました。当時、市場経済の荒波を受けたばかりの中国社会では、若き大学生が69歳の農民を救うため死んだのは、価値があるのかどうかで全国的な議論が沸き起こりました。ただし当時の人々にとって、そのわずか12年後に、カラマイ市の大火事で子供たちの救出が後回しにされるなど、想像すらしなかったことでしょう。
本日お伝えする中国の状況は、起点と終点に関する話ですが、その終わりを目にした方は、怒りに震えるはずです。たとえ起点を目にしなくても、ただその過程をわずかに見ただけで、涙があふれてくるかもしれません。
2010年8月18日、中国・報道写真の最高栄誉、"金鏡頭"賞が授与されました。大賞は"死体を抱えて金を請求"という写真。2009年10月24日、長江大学の学生15人が長江の川沿いでバーベキューをしていたところ、子供2人がおぼれているのを発見。助けようとして、うち3人が命を落としました。遺体の引き揚げを請け負った業者は、遺体を引き揚げながら破格の費用を要求、合わせて3万6千元受け取りました。
「頼んでも無駄でした。業者は冷淡でした。私たちがひざまずいても業者は動きません」
「漁船はずっと岸にいました。学生が引き揚げを頼んでも、業者は引き揚げません」
対岸でひざまずく学生を前に、金を受け取るまでは死体を渡せないと業者は頑なでした。この写真をどう読み解くにせよ、このようなショッキングで悲しい場面から、今の中国社会が抱える深刻なモラル崩壊が透けて見えます。
2006年、南京市の市民、彭宇さんは、つまずいて怪我をした徐さんという高齢の女性を支えて、病院まで送りました。しかしその後、相手から加害者だと訴えられます。双方の言い分は対立し、争いは司法の場に持ち込まれ、最終的に彭さんが敗訴。原告に4万5千元の賠償金を払うことになりました。
事件の判決は中国で熱い議論を呼びました。しかも事件後のあるネット調査によると、半分が今後、高齢者が道端で倒れていても、助け起こさないと答えました。
【世事関心】二面性を持つ中国どこへ・危機(3)―モラルの崩壊
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