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4番目の話題はフランスの原発の話をいたします。
フランスの国営フランス電力がイギリスで作っているヒンクリーポイントC原発(原子炉2基あり)が2026年完成予定と言ったと思います。それが最新の話では2025年だったものが2027年6月にできると、しかもさらにそれから15カ月遅れる可能性があると言っています。そして2028年の秋になる可能性も十分ありますと言い始めているのです。
初期の建設予算が180億ポンドでしたが230億ポンドに増えたのですが、さらに250億ポンドから260億ポンドに増えると言うのが建設責任を持っている国営フランス電力EDFが最新に出したレポートということになっております。ちなみにこのヒンクリーポイントC原発に関してはこの国営フランス電力EDFが66.5%の建設費用を出し、33.5%の建設費用はチャイナの原発メーカーのCGNというところが出すことになっております。
フランスが2でチャイナが1出すという感じです。イギリスの中ではチャイナは危険な国だから、そこに3分の1も金を出してもらって良いのかという声も出ているのですが、もうチャイナ側で開き直って「いや、俺たちが金を出さなかったら一体どこが出すの?できないだろう?」と、そういったことがチャイナのマスコミで堂々と議論が出ているということです。
ここでまた実は日本もう一回引っ掛けてやろうとイギリスが思っているわけです。これは日立も東芝もうまいことを新しい原発を作りませんかという話に乗りませんでした。向こうは2兆円もの費用を日本の銀行に出させて、しかもそのお金に関しては日本政府に補償させて実際の原発を日立とか東芝にやらせようという他人のふんどしで相撲を取るのもいいところです。
これはテリーザ・メイ元首相が来日して口説いたのですが、さすがに日本は呆れてやりませんでした。向こうが出してき条件が完成したら35年間一定の高い価格で電力が売れることを保証という話でした。だけど、そんな話はあてにならないので日本は一端を引いたのですが、昨今また日本に話を持ち寄ってきています。今まで無傷できた人たちが政府資金(日本政府の補助金)で出すということになると、原発推進派が今の自民党の中でも強いため、またこのイギリスの罠にハマってしまうかもしれません。
これは極めて危険なのですが、また改めてお話しいたします。ともかくフランスがイギリスで作ろうとしているヒンクリーポイントC原発は最悪の場合、2028年の秋まで遅れてしまいます。それでお金の方の見通しも益々高くなっているということは将来おそらく非常に高い電力料金を国民が請求されるということになると思います。
一方でイギリスは目の前でロシアから買っている天然ガスが値上がりしていると言うので、石炭火力発電を復活させているのです。イギリスは2022年今年の1、2、3月にすなわち第1四半期に石炭輸入量が対前年比で30%も増えて140万トンになりました。
そして、その第1四半期に実際100万トンを消費して石炭火力発電所で燃やしております。ジョンソン首相がグラスゴーのCOP26の会議で「石炭火力発電全廃とか原発をもっと作る」と言っていたけど、目の前では要するに石炭火力発電に頼っているわけです。
石炭火力発電を増やして、その場を凌ごうと言うことをやって石炭の輸入も増えています。それから天然ガスの輸入ですけど、直接ロシアから購入しているのは全体の2%くらいだと言われているのですが、実はガスプロムの子会社がイギリスにあって、そこがロシア以外の他の所からもガスを買い集めてイギリスに供給しているんですね。
その点ではガスプロムの世話になっているということで、この問題をどうするんですかっていう課題が残っているということです。
ドイツでは4月20日にドイツ経済調査研究所がレポートを出して「いや、原発を潰します。そして天然ガスをロシアから買わないでも大丈夫のようにします。その秘策はやっぱり石炭火力発電を増やすことです」というレポートを出したわけです。
そして2030年までに脱石炭の目標も達成したいと考えているということです。そして2023年には石炭火力を沢山増やして24年以降には徐々に減らしていくということ、ドイツは石炭産出量が国内で取れて大丈夫なんですね。
イギリスの方は外国から石炭も買わないといけないということで、大変なことになっています。
【英仏エネルギー事情】遅れ続けるイギリスでの原発完成予定…イギリスが日本にけしかけた罠
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