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FRBのパウエル議長の8月26日のいわゆるジャクソンホール会議での発言なんですけれども、私はオンタイムで聞いておりました。ああ、これすごいショッキングだなと思ったんですね。これかなりはっきりものを言ったなと思いました。
予想していたことは2つあって、一つは今までどおり、インフレ警戒。インフレをやはりまず解決しなきゃいけないんだということを力点を置いて言うのかなと。2番目の可能性としてはいやそうだけども、そろそろインフレも頭打ちになってきたようだから、その先の先、一歩先じゃない二歩ぐらい先にはまた金融を緩和していくということも見えてきてるんだというハト派的な方向にちょっと振った発言になるのかな、どっちだろうなということだったんです。
大体直近の7月のFRBの理事の発言、それから7月下旬のパウエルさんの発言を見ても、これは引き締めは続きますよという厳しい意見を言うんだろうなとは、その可能性が高いなとは思っていました。
しかし、思った以上に非常にはっきりと言いましたね。それはインフレ退治、これが最大の重要な課題なんだと、そしてインフレを起こさないということがあらゆる経済がうまくいく基盤になっているんだということ。だからはっきり言えば、景気を犠牲にしても、そして失業率が若干上がっても、、上がってもと言ってませんけれども、そういうニュアンスですね。これはしょうがないと、そのためにやはりインフレを退治するということを優先させると、ほかのことで若干熱が出ましたねと、体のここが痛いね、ということがあっても、まず一番大事なその病原体をやっつけるんだと、そういうような発言でしたね。
そして全体がたったの8分ですね。非常に早く終わった。予定30分ぐらいあったんですけど、8分ぐらいです。だから私も全部聞きましたけども、短いが故に、非常に要領を得ていて、大事なメッセージだけを言ったということで、短いだけにインパクトがあったジャクソンホールでのパウエルさんの発言でした。
これは株下がるなと思ったら案の定下がりましたね。1000ポイント、ダウが下がりました。これはもう株が下がっても、それはしょうがないということ、そのぐらいは覚悟してくれと。そしてこれは1979年ぐらいからポール・ボルカーさんの非常に厳しいドルの引き締め策ですね。ドルの絶対量をコントロールするということで、金利はもう一時期、瞬間的2も0%以上上がったこともある。それでもやむを得ないんだとドルの崩壊を防がなければ、世界経済は健全な発展もできない。アメリカ経済にとっても命取りになるということで、ボルカーが1979年以来やった非常に厳しい政策のことも、彼は顧みてですね。振り返って、そして中途半端な形で金融緩和を始めてしまう。金融引き締めをやめてしまうというのは、かえって悔いを残すんだというようなことをはっきりと言ったわけです。非常に言葉遣いも強い言葉で言ったと私は思います。
案の定、それで株はどっと下がった。これについてはパウエルさんはインフレ退治を優先させているので、これがまずプライオリティー、ナンバーワンなんで、景気を悪くしても、株が下がっても、そして若干、それによって失業率が上がっても、これはしょうがないんだ。そこは国民の皆さん我慢してくださいねということ。こういう話は、私もワールドフォーキャストで繰り返ししてきたと思います。そのことを本当に最後の最後のダメを押すような発言だったので、市場関係者が、「思ったよりこれはもうタカ的だな」という印象を受けたわけですね。
その直前には私も申し上げてきたように株は上がってるんですけど、本当に根拠なき熱狂で上がってると、根拠はないんですよね。根拠があるとすれば、カネ余りという根拠だけであって、FRBが引き締めますと言っているのに、いやこの先はもう見えてきたろう。インフレ率も8%になったけど、6%に下がってきたから、6%は相当問題なんですけどね。これは先行きが見えてきたから、来年ぐらいになったら、今度は金融緩和に動くんじゃないかという目の前というよりも一歩先を読んで、何か非常に浮かれた雰囲気で、株やダウ平均も3万3000ドルオーバーというようなことになっていたわけですね。
これがどどんと下がりましたということで、これをさらに私は下がると思います。厳しい政策をとっていくと、ドルの流通量は絶対的にも絞っていくし、それを金利も上げていくと、金利も今まで3.8%ぐらいで頭で終わるんじゃないかと言っていましたけども、これは4%ぐらいまでいくんじゃないかと私は思います。
ですから、来年の23年2月から3月には金利もだいぶ下がってくるだろう。3.3%ぐらいまで下がるんじゃないのという見通し。これは甘いよということだったわけですよね。それがはっきりした。
アメリカのダウ平均ですけども、7月中旬から8月中旬に3000ポイントも上げまして、これも全く根拠のない値上がりであったということですよね。ですから、すでに7月末から2023年ぐらいになったら金融緩和、利下げするんじゃないかというのは、いやそれは時期尚早ですよ、おかしいですよ、という話は、各地の連銀総裁などもやっておりましたですね。それにパウエルさんのジャクソンホールでの発言がトドメを刺したということです。
それからパウエルさんとしては、悔いているのは2021年の講演で、インフレは一過性だと、もうすぐに終わるんだという発言をしてしまったと。ところがそうじゃなかったと。そのために2021年から対応策が後手後手に回って、インフレをかなり加速させてしまったということを非常に反省しているわけですよね。
だから、ここでは、個人のパウエルさんの気持ちとしても過去、1年前にインフレの質を見誤っていたと、これはバイデン政権の政策。特に化石燃料や石油天然ガスはもう国内では掘らせない。それによって値段が上がっていく。さらにコロナ対策ということで、あるいはプラス伝統的な民主党の福祉ばらまき政策ということもあって、予算を拡張したと拡大したということ。この2つの理由が多かったわけですけど、そこら辺をパウエルさんが正確に見抜いてなかったわけです。
そのことに対する反省がありますから、今回は同じ間違いを繰り返しませんよ。繰り返したくないよということで、特別また厳しい姿勢をとっていくということは、これが彼がはっきりと言明したということで、その冷たい現実を突きつけられて株式市場は期待してたのはちょっと甘かったということで、ドドンと1000ポイント下げたということです。私はさらに下がっていくんじゃないかなと思いますね。ですから、それに従って日本の株価も相当下げるでしょうということですね。
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