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イールドカーブ(利回り曲線)についてお話をしたいと思います。今、金融市場で異常な状態が起きているということなんですよね。これが為替なんかにも影響している。要するに、常に先行きが不透明と言えば不透明なんですけれども、債券を扱っているような人たちの先行きが全く見えない状況になっているということなんです。
これはどういうことかと言いますと、利回り曲線(イールドカーブ)っていうんですけど、イールドっていうのはこの場合は利息と考えていただいて結構です。債券の利回りがどうなってるかということを考えますと、債券には長い債券と短い債券がありますね。債券というのは借金証書ということです。
アメリカの国債ですと、1カ月から30年債まであるわけなんですけども、人間ってのは将来わかりませんから、1月先に金を返してくれるよというよりも、30年先に金を返してくれるよという方がこれは不安定であり、不安になりますよね。その分利息は高くつけてねということになりますから、年の利回りにしても、短期の債券の利息は低くて長期になるほどだんだん高くなっていく、これはノーマルな状況なんですね。これは正常な状況なんですね。
だけど、先行き不透明になった時って、これフラットになっちゃうんですよ。要するに、一月先の金利と30年先の金利が一緒になっちゃうという信じられないようなことになって、今、まさにそういう状況なんですよね。
これはアメリカの国債を見ると、非常によくわかるんですけれども、1カ月から3ヶ月6カ月、1年2年5年というのもありますけれども、3年5年10年20年30年と。1年前はずっと0なんですけれども、30年債で2%ぐらい。グラフでいうと、大体ずっとなだらかに上がっていて、30年債で2%の利回り。これがノーマルです。
ところが、今はどうなっているかというと、こんな状況になっていて、6カ月債と30年債の金利が一緒で3%なんですよ。30年先がわからないぐらい、6カ月先もわからないんですよね。同じになっちゃってるんですよ。これはほとんどフラットになっているということなんですよね。
それから2年債の利回りの方がですね。10年債の利回りよりちょっと高いんです。普通はあり得ないことないです。非常に不思議なことなんですが、私がこのような時々先行きが本当に不透明になったときは、このイールドカーブ(利回り曲線)がフラットになっちゃう。
何が起きるかわからないねということなんですが、私が思い出しますのが、1986年の12月なんですね。これは米国債の利回り曲線が本当にフラットになっちゃったってことです。1カ月物から30年物まで、国債が全部がほとんど完全に水平になっちゃいました。
今よりも水平になっちゃった。世界が先行きどうなのか全くわからないと。足元の短期金利に全部30年物まで全部合わせてしまった。今、それに近い状態になっているってことです。
86年の12月ってどういうことかというと、実は私が米ソ冷戦が終わって、アメリカが勝って、ソ連が負けたんだって言い出したのが86年の8月なんですよ。実際に86年からそれがはっきりするのは89年になって、天安門事件が起き、そして東西ベルリンの壁が崩れる。これが89年になってからなんですけれども、その既に3年前にその予兆ははっきりしていたわけです。
なぜかというと、86年の8月にレーガンがものすごく大事な演説をしまして、核軍縮の話なんですね。今までソ連が絶対に認めてこなかった核軍縮の現地査察を受け入れたって言うんです。これで私は「ソ連は冷戦に負けたんだ」と思った。
ソ連は秘密主義の国ですから、絶対に俺のとこには人を入れないぞと言って、口約束はしても、本当に条約にサインしても本当に守っているかどうかわからない。だからレーガンは信用はするけども、その後ちゃんと検証しないとダメだと言ってきたわけです。
ソ連邦が生まれてから死んでも嫌だった。現場の検証ですね。核ミサイル基地にアメリカ人を受け入れるということです。それはアメリカの側もソ連の人が来て見せますよということですけど、それを受け入れたと言ったんですね。これはソ連の体制から言うと信じられないようなことがその時起きたんです。これはソ連は非常に不利になったなと。冷戦でこれはもうアメリカに降参したんだなと私は思ったわけです。
その年の12月には、プロ筋の人たちはそれがわかったので、先行きわかりませんねというんで、30年先までアメリカのイールドカーブが真っ平らになっちゃった。それに近い状況が今起きているということなんですよ。
この次は何が起きるの。中華人民共和国が崩壊するのか。あるいはその前にひょっとするとアメリカ合衆国が崩壊してしまうかもしれない。今のような政権がバイデン政権がやって、南の国境は開放します。そして警察を解体します。国内の治安が保てませんね。そして、国内の化石燃料はおりません。二酸化炭素の排出量は全面的にコントロールします。そんなこと言ったってウクライナの戦争でバンバン大砲を撃ったり、ミサイルを撃ったりしてるために、あそこで戦争は最大の二酸化炭素の排出源ですから、どんどん二酸化炭素が出てますけどね。誰も言いませんけどね。
よく考えてみたら、誰でもわかることじゃないですかね。日本のような国が多少二酸化炭素を出すのでやめたところで意味がない。これは人間が出す二酸化炭素が地球の温暖化の原因であると私は全然信じておりませんが、もしそれを信じるとしてもの話ですよ。こういう非常にバカバカしいことをやっている。
この中で、イギリスの旧体制はまさに音を立てて崩壊しているということですね。日本の体制も今後、いつ崩壊してしまうかわからない。中華人民共和国でも攻めてきたら、日本はいったいどうなってしまうのだろうか。北朝鮮のミサイルが落ちてきたら、日本は対応できるのか、とてもできるような体制だとは思えません。何が起きるか全くわからない。いい方に転ぶかもしれないし、悪い方に悪い方向に転んでしまうかもしれません。そのぐらい難しいところに来ていると言うことです。
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