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00:00 OP
00:56 常に一定、鏡のようであるべき
03:21 正面から聞いている
08:31 次の世代の課題
12:19 本日の宿題
本日は、なぜ益田は機械のようなんだ、AIみたいなんだ、ということについてお答えします。
難しいですが、長く見てくれてると、益田先生は中庸ですね、客観的ですね、いつも変わらないですねと褒めてくれる。
この職業病というか、この感じがわかってくれる人にはわかるんですけど、わからない人には一緒に悩んでくれてないな、寄り添ってくれてないな、と言われることもあります。
だからと思います。
■常に一定、鏡のようであるべき
医師というのは基本的には冷静でいなければいけないので、常に慌てず冷静でいること、時に怖く見えることもあると思います。
厳しく言わないといけない場面もあるので、感情的になっている人たちを律する、冷静になりなさいと律する立場でもあるので、機械的であったりすることが多いんですけれども、僕もそういう職業病というか、そういう感じで常にいるという感じです。
基本的には常に一定で鏡のようであるべきという風に言われてます。
鏡のような存在でなければいけないんですね。
平等に漂う集中みたいな感じで、色々なものに集中力を向けて、ポワーンとしながらも、どこか目は開いてるみたいな、そういう状態でなければいけないんです。
鏡のようにあるべき、というのは難しいんですよ。
例えば患者さんが冷たいと言ったら、益田は冷たいでしょう?何なの?と言って怒ってる時には、でもそもそもこんなにYouTubeを撮っていて僕が冷たいわけはないので、はっきり言って優しいじゃないですか?こんなに優しいんだけれども、それを冷たいと思うこの人は何なんだろうなという風に考えるんです。
一定じゃないとこういう風に考えにくいんですよ。
益田は馬鹿だな、本当にわかってないな、空気を読めてないなとよく言いますけど、いや馬鹿じゃないからね、さすがに。
医師国家試験受かってきているから。
でもこの人は僕のことが馬鹿に見えるとはどういうことなのかな、とまあよく考える。
これも鏡のようであるべきということですね。
逆に、益田先生優しいですね、すごい!こんなに思いやりある先生いませんよ!と言われたりすると、ふ~ん、そんなことないのにな、と思ったりとかするし、こんなに賢い人はいないですよ!と言ったら、いや、もっと賢い先生いるしなあ、と思ったりして、そういう感じですよね。
というのがあります。
あともう1個思うのが、いやいや、そうは言っても人によって使い分けるべきものでしょう、とよく言われるんです。
人によって使い分けた方がいいですよ、と言うんだけど、ぶっちゃけ無理です。
そんなの人間なんだから、それはできないですよ。
YouTubeを撮ってる時はさすがにリラックスしてちょっと笑顔が増えますけど、そんな風にならないですよ。
■正面から聞いている
例えば50人を1日診るわけです。
5分ごとに、5分+αごとに診察するんですけど、最初にトラウマを言って、それも酷い話だったり、犯罪被害の話を聞くとか、父親からの虐待の話を聞いたり、性被害の話を聞いた後に、それを5分とか短いですよ、短い+α、問診票を見ながら聞いて、5、6分、7分聴いて涙を流す人もいたりして。
そしたら次に来た患者さんは、私、今度結婚するんです、という話を聞いて、ああ、良かったね、と言って、その患者さんの話を聞いた後に、私も死のうと思います。なんかもういい、人生やめたいと思ってます、激しく死にたい、という人もいて。
いやいや、と言って。
でもね、と言ったり。
それを聞いた後にまたその次は、いや、子どもが自殺未遂をしてしまいました、先生、私は失格でしょうか?と言ったりして。
それを聞いた後、かと思ったら、復職しました、先生、おかげで復職しました、とこう色々な話が出てくるわけですよ。
だから、その人に合わせていくというのは難しいなという感じです。
演技をすればいいんだよとよく言われますし、そういう風に思う人もいますけど、そういうわけじゃなくて、やはり正面から真面目に聞いてると、演技をする余裕なんかないし、患者さんはよく見てるので、演技はバレますね。
演技はバレるので、かと言って話を聞かないわけにいかないので、正面からしっかり聞くということは、これらの話を聞く、悲しみに同情し、喜びに共感するということをするためには、ちょっとある意味機械的というか、常に自分を一定にしていく、自分のことを常に正しいポジションに置いておくということが重要だったりします。
精神科医というのはそういうものですね。
自分に自信がなければいけないし、強くなければいけないし、怒鳴られても別にビビらないし。
喜びに対しても自分に対してうぬぼれないというか、そういうのがあるのがいいかなと思います。
こんなにアップダウンしてたら、色々なことを聞いてたらうつにならないんですか?と言われそうですね。
まあなります。
結論、なります。
多分普通に考えたらなるんだと思います。
訓練は受けてるというか、慣れてきてるので、人間はそういうものである、色々な知識があることで、うつ病や他の病気にならないようにケアしてたり、自分の心と脳をケアしてるんでしょうけど。
普通に考えたらなりますね。
精神科医のうつ病の率、自殺率というのは、他の医師よりどうかと言うとちょっとややこしくなるので避けますけど、一般の普通の会社員の人たちよりはるかに高いので、それは変になってしまいますよね。
変にならないためにどうしたらいいのかということで、何となくこういう感じになっていくいうのがあるのかなと思います。
何となく僕、みんなから見ると、僕は変わり者で愚かに見えると思うんですけど、王道なんですよ、意外と。
細かいテクニック、うまく言えないんだけど、こうなんだというのがいっぱいありますね。
よくリョーハムさんに、いや、何でですか?何でこれするんですか?と言われるんですけど。
昔からそうなんだよ、と僕、言ってやりたいんですけど、いつも昔からこうなんだよ、大学ではこうなんだよ、医者、治療者、福祉の現場、心理士の世界ではこれが普通なんだよ、こういうものなんだよ、昔からこうなんだよ、と言いたいんだけど、リョーハムさんは、そんなことおかしいです、益田ドクターが間違ってます、とよく言われるので、毎回説明するようにしてるんです。
その度に、こういう意味があったんだな、自分が何気なくやってることはこういう意味があったんだということを再確認するんですけども。
まあまあこんな感じです。
でもリョーハムさんも、益田ドクターのことを僕は尊敬してるんですよ、と。
確かに感情的になりすぎてうまくいかないのはよくわかります、僕が精神科医だったら多分ダメだと思います、やはりダメだと思います、と反省していたり、妙にそういうこと言ってくれると大丈夫かなと思うんだけど、でもまあまあそんな感じですね。
何かこういうのはよく思います。
一個一個の所作というのが身に付いてるので、もちろん僕、だからどう思ってる、ダメな部分もあるんですけど、こういうところはまあいいところだろうなと思います。
■次の世代の課題
ただもう一方で、次の世代というか、新しい精神科医像というのとはちょっと違うのかなという気もしてるのも、実は感じてるんですよ。
医師というものが鏡のようで、治療者が鏡のようであるべき、機械のようであるべきというところ、自分が変わっていかないところはいいのかというと、またちょっと違うところもあるんだろうなと実は思ってるところがあります。
★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)
なぜ益田は機械(AI)のように冷たいか〜治療者は鏡のようであるべき?
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