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00:00 OP
02:45 どういう社会?
09:14 益田はどう思う?
12:57 本日の宿題
本日は、なぜ出世する男ほど男をかばい、女を軽視するのか、というテーマでお話しします。
ホモソーシャルな社会ということですね。
男性が優遇される社会、男性的な社会のことをホモソーシャルと言うんですけど、日本は女性の社会進出が先進国の中ではかなり遅れてるんです。
日本や韓国ですね。
遅れていて、このホモソーシャルな結びつきが強いからだという風に言われてます。
マイノリティや精神疾患の人たちへの差別、無視みたいなものもやはり強いんです。
それはホモソーシャルの社会だからだということになります。
男らしさの価値観、後で説明します、男らしさの価値観が強くて息苦しい社会でもあるんです。
男の人にとって住みやすい社会かというと決してそんなことはなくて、男らしさに縛られていて、その社会の中で生きている男たちも苦しかったりするんです。
男の人が男の中でいて苦しいから不倫をしたり、女を軽視しようとしてるわけです。
訳わからないじゃないですか。
じゃあ社会の中にもっと女の人を入れて、もっと自分たちは男らしさの呪縛から解放されて楽に生きたらいいじゃないですか。
でもそれを許さないんです、社会というのは。
男らしくあることと、ホモソーシャルの中で正解だという行動を取り続けないと出世しないし、認められないんです。
みんなにとって不幸なんだけど、こういうことが起きているし、世界的にもよく起きるんです。
基本的には古今東西、伝統的な社会というのはホモソーシャルのことが多かったりして、科学のイノベーションが起きてきて、子育てがしやすくなったなど色々なこと、食料の危機の問題、衛生的な問題が改善した、そういうことを経て、体力が比較的ない女性や障害のある人たちにも、もっと社会進出が可能になったというのはあると言えばあるんですけど、でもやはり認めていくことがみんなにとっての幸福につながるんですけど、なかなかうまくいかないということです。
◾️どういう社会?
ホモソーシャルの社会はじゃあどういう社会なの?ということですけど、例えば非公式のネットワークを重視するんです。
酒を一緒に飲む、ゴルフへ一緒に行く、女遊びを一緒にする、ギャンブルを一緒にする、こういうのがあるんです。
裏話、オフ話、裏でつるんでる。
テレビでも面白くない芸人さんも、裏で仲いいから出してもらえる、親分と仲良くやってるからやると。
こういう非公式のネットワークが重視されている社会である、と。
そしてその親密感から、実力ではなくて仲間意識による昇進というのがあるんです。
実力よりも仲間意識、あいつと俺とは気が合うからということで昇進されやすいんです、ホモソーシャル社会は。
でもそれが本当に悪いかというと、またややこしいことに、人間というのは均質性を好むんです。
似たような価値観の人でつるんだ方がツーカーで通るから、結果的に、実力はあるかもしれないけど、気が合わない人とやるよりは組織やグループの生産性が高くなったりするんです。
これもまた一つの真実なんです。
こういうこともある。
男性中心のリーダーで、全員が男らしさの価値観を共有している。
で、男らしい方がいいという風なやつがある。
そしてこの固定観念に支配されてる。
これらがもう既にあるから、なかなか新しいものイノベーションがしにくい。
変革よりも保守の方が楽だし、保守的なものの方を人間は好むんです。
変化よりも保守的なものを好むという脳のバイアスがあるので、結果的にホモソーシャルな社会というのは強化されやすいんです。
女の人がホモソーシャルの社会に入っていこうとすると、女の人なんだけど、男っぽい人じゃないと仲間として受け入れられにくいんです。
そういう問題があったりして。
女の人なんだけど、女らしくない人、男っぽい価値観の人だけが進出していってしまう。
そうすると結果的に本当の意味での女性の社会進出にはなってないんじゃないかみたいな批判もあったりする、というのがこのホモソーシャルの社会というやつの特徴で。
でもこれは日本が遅れてるけど欧米ではうまくいってるかというとそんなこともなくて、一番最先端なところにいるアメリカはどうかというと、やはりアメリカもこのホモソーシャルな社会に縛られているところはいまだにあります。
何より、じゃあそれは良くないよねと言って、バイアスを意識して、できるだけ平等になるように社会変革を進ませようとしていたんだけれども、そういうリベラルなものも、今回のアメリカの大統領選ではすごく否定されたというか、そんなこと言ってられないでしょう、経済の問題があるでしょう、そういうことで男の人たちがプライドを捻じ曲げられて、昔ながらの良い伝統社会が崩れたんだみたいな反発もあって、揺り戻しみたいなことが起きるんじゃないかみたいなことも危惧されてるというのがあります。
でも本当にそのホモソーシャルなものが120%悪いかというと、そうとも言い切れないのがまたややこしいところで、やはりこういうところにまた良さもあるんです。
これがまたややこしくて。
そういうのもありますけど。
ただ、ありますね。
マイノリティの人や女性が出世していこうとすると、なかなかどこかのタイミングでガラスの天井に引っかかってしまう。
いまいち出世をさせられない、リーダーシップを取れないのはこういうものがあるから。
だから選んでいってもやはり後ろから引っ張られ、足を引きずられたり、上の方で止まって上から抑えられたり色々なことがあって、社会進歩が遅れちゃうということなんです。
こういうのをホモソーシャルと言ったりします。
日本はだいぶ周回遅れなんですけど、リベラルをいくと問題もあるから、今のままで良かったんじゃないかという形で、なんだかんだホモソーシャルなものが好まれてしまうところがあります、男の人とか。
女の人も好きなんですよ、こういうものが。
保守的なものが好きな女性もたくさんいるんです。
だからこそ、そういう社会の中では、また一方でホモソーシャルの社会の中では男の人、このホモソーシャルの階級的な社会の中で下の階級に属してしまう、ヒエラルキーは下の方になってしまう人たちは弱者男性という形で女性からも差別される。
男性以上に女性から差別されることが多い。
そして、そういう中で、ホモソーシャルの社会では男同士だからって形で、男の社会と女の社会があって、男社会の上位にいる人たちは、男のボトムの人たちを保護する、仲間に入れようとして、優しい父親を演じ、上位とそのすぐ下位との戦いも起きるんです。
上位とそのすぐ下位は戦いが起きるんだけど、離れていくと戦いは起きないので、保護する形なんです。
だから男同士の社会の中にいた方がいいんじゃないかと思うし。
女の人は男性のボトムグループを攻撃するという構造があったりするので、差別するという構造があるので、意識しないとそういうバイアスに支配されやすいというのが言われているということです。
こういうものがホモソーシャルです。
ホモソーシャル社会というのは細かい順位付けです。
これが日々行われているということになります。
だから私は誰々部長だ、誰々は係長になった、係長でも細かい順位付けとか、ボーナスの1番、2番、多い少ないで怒ったり怒鳴ったりしてしまうのも、このホモソーシャル男同士の社会の中ではあります。
序列が大事なんです。
お金の額よりも、実際お金を貰うことよりも、そのお金をもらったこのどっちが多いかが大事なんです。
総量の問題じゃないというね。
これもホモソーシャルの特徴だったりします。
◾️益田はどう思う?
じゃあお前何なの?
という感じですけど、益田裕介はホモソーシャルなものは憧れがある一方でめちゃくちゃ嫌いなんです。
精神科医というのはそういう生き物です。
あまり好きじゃない。
そういうのがあります。
何なんだ?という感じがしますけど。
僕らは女性の患者さんを診ることが多いから、特にこういうものは好きじゃない。
精神疾患の患者さんが差別されたり無視されちゃうから、このホモソーシャルなあり方というのは基本的には好きじゃないんですけど、でも僕も元々自衛隊にいたし、憧れはあります。
元々僕は転校生でホモソーシャル社会の中に入り込めなかったというのがあって、それはずっと今もあって、自衛隊というところに入っていって、ゼロからスタートしたら同じホモソーシャルの一員として認められるかというと、もう全然入れなくて。
結局そこから抜け出して、今はそういう医局というホモソーシャル社会からもはみ出て一人で開業して、そういうホモソーシャルの社会からは自由だから、ある意味身分がないからこそ自由にYouTubeやれてるというのもあるんですけれども。
まあそういう感じなんです。
面白いというか、そういうものがあります。
こういうホモソーシャルというものを、こういうものがあるということを理解しておかないと、やはり女性の人は初めて社会に出たときに傷つくのかなという風には思います。
★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)
なぜ出世する男ほど男をかばい、女を軽視するのか
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