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00:00 OP
02:14 才能とはそもそも何?
04:23 精神医学の場合は?
07:26 技・腕
10:52 患者さんたちは
13:56 どういう人たちが多いか
17:16 才能はあまり意味がない
22:32 本日の宿題
芳賀先生との動画(28分ごろから才能について話しています)
https://youtu.be/OeOt4nFk454?si=pgnGOehhnS7cgIti
本日は、精神科医(もしくは心の治療者)の才能とセンス、というテーマでお話しします。
これは10月31日に僕と芳賀先生との動画の中で才能について語ったんですけど、そこで語られたものに補足が欲しいというコメントがあったので、それに応じるえる形で補足をします。
その中で、患者さんたちというのは概ね心を理解するということに対して才能がない、センスがない人が多い、みたいな言い方しているんです。
そして才能がないがゆえに、才能がない支援者や治療者を選んでしまい、そしてその人たちを信じ切ってしまう、みたいな話をしていたんです。
割りとショッキングな内容だと思うんです。
心のことを悩んでいる自分たちであるのにも関わらず、こんなにも心のことを考えてるのに、心のことで苦しんでいるのに才能がないという風に言われてしまうのはショックだろうなと思うんですけど、まあ、そういうものはあります。
僕も運動神経は悪いけれども、スポーツが好き、観るの好きだし、音痴だし、リズム感ないんだけど、音楽聴くのが好きなように、才能と欠けてるというのはまた別なんです。
ムズイんですよね。
例えば本当に音楽が好きな人、音楽に才能がある人は音楽に対してちゃんと聴けないんです。
楽しんで聴けなかったりするし。
そういうのがあるんです。
味覚が良い人、料理のセンスがある人は食べられるものが少ないとか色々あるんですけど。
才能とセンスというテーマでお話しします。
◾️才能とはそもそも何?
才能とはそもそも何?と思いますよね。
才能と言うとわかりにくいので定義をしてみようかなと思います。
例えばダンスやスポーツに例えるといいと思うんです、才能を考える時に。
おそらく言語化できないような複雑な動きないし現象の把握を直感的に理解できることだと思うんです。
ダンスをしていると、ダンスをしてる人、スポーツで動きを見てたりして、すぐ再現できる、もしくは上手く身体を動かせるみたいな、そういう身体があることを、そういう風に身体で再現できること、身体で表現できること。
そして先へ進めることです。
アレンジもできること、応用も利くということです。
理解して真似ることもできるし、アレンジもできる、新しい提案ができること。
世阿弥の言葉を使うのであれば、守破離が早いこと。
真似ができること。
こういうことです。
運動神経の良い人はそうじゃないですか。
一回見た動き、スポーツをやっていても、パッと理解して、それを再現して、そして再現しつつ自分なりのアレンジを加えるのがすごい上手いです。
今何が起きているか僕は運動神経が悪いからわからないんですよ。
教えてもらっても、だからさ、こうこうこうでしょう、とわかりやすく言ってくれても、エッ?エッ?エッ?みたいな感じで、全然わからないんです。
何それ?ってみたいな感じになってしまうんだけど。
運動神経良い人、才能ある人はそうですね、パッと見て、ああ、なるほどね、みたいな。
聞くところもポイントを押さえているんです。
ここをこうしたらいいの? ここの角度はどういう風に意識してるんですか?と。
こここうだよ、なるほど、わかりました、と言ってすぐできちゃう。
僕は何回説明されてもよくわからないもんね。
左足を太ももの内側に押すんだよと言われても、どういうこと?みたいな。
うん、わかりました、わかりました、と言って全然できてないと、お前ちゃんと聞いてのか?と言われて、いや、聞いてたんですけど、全然わからないんですよ、みたいな。
そういう感じです。
うん、そういうことですね。
◾️精神医学の場合は?
精神医学だと何かというと、複雑な動きです。
つまり心の中で起きていること、社会の中、群の中、会社の中、家族の中で起きていることを理解できること、直感的に把握できることです。
ここがわかるか。
スポーツの身体の動きを見たときにパッとわかるように、何してるんだろうとわかるように、今何が心の中で起きているのかが、何となく直感的にわかる人たちです。
それを再現する身体があるように、それを伝えることができる人、それが自分にわかる、相手に伝えることができる人、言語化できる人たち。
そして先に進めること、アレンジできること、つまり新しい心のあり方や価値観を提案ができる人たち。
これが揃ってる、ないしこれが高い水準でとどまっている、高い数値にある人たちがやはり才能があるなと思います。
これ、できる人はすぐできます、ぶっちゃけ。
精神医学も難しいんですけど、わかる人すぐわかってしまうんですよ。
精神科なんて国家試験の中ではテストの問題が少ないんです、マイナー問題みたいな感じで。
精神医学なんて国家試験の中ではちょっと勉強したらほとんど満点取れちゃうんです。
国語の問題みたいな感じだから。
だから簡単なんですよ、才能ある人にとっては。
僕はあまりない。
なくはないんだけど、そんなに高くないけど、わかる人にはわかります。
ああ、なるほどね、こういうことね、精神科医が言ってるのはこういうことね、じゃあ自分もできてたわ、みたいな感じです。
そういうことってあります。
ここら辺なんですよね。
その動画の中でも言ってたんですけど、お笑いに似てるなと思うんです。
お笑い芸人の人って、才能ある人って、今何が起きているのか、漫才を見たり、コント見たりしてても、モノマネを見たりしてても、なぜこれで人が笑うのかが直感的にわかるのよね、複雑に起きてることを現象の中で。
ピンポイントに再現できちゃうんです。
で、アレンジが利く。
なぜこの会話の流れが面白いのか、なぜここに人は興味を持って緊張と緩和が起きているのかというのが直感的にわかるんです、お笑いの人って。
複雑なことを理解して、そして表現して、アレンジを利かせたりする、と。
本当に応用を利かすので。
やはりそれはもう面白い人って20歳ぐらいからもうパーンと面白いんですよ、本当に。
そういうことなんですよ。
◾️技・腕
ただ、腕というのもあるんです。
落語家の人みたいに訓練をしていく、師匠を真似ていくことで身につけていくものってあります。
マクラが面白くても、本筋の落語の話は面白くない人たちというのは、まだ腕が足りてない、と。
腕とは何かというと、精神科医で言うと、教科書的な知識をしっかり身につけてる。
教科書的な知識に基づいて、今起きてる心の中や社会のことの把握をしっかりできる。
相手に伝えるというのも不快なく伝えていけるのかと。
新しい心のあり方というのを提案しているんだけど、何かどこかで聞いたような感じなんです。
どこかで聞いたことあるような感じで、別に新しいことこいつ言ってないじゃんみたいな感じするんだけど、でも別にその面白い高校生というか、クラスの代表みたいな、クラスの面白い高校生みたいに、別にいいんですよね、それで。
だってクラスの面白いやつなんてテレビで見た、面白いやつというとアレだけど、面白い人たちはクラスで見たお笑いを真似してるだけだったり、それどこかのテレビのコントのパクリじゃん、みたいなことやって、でもクラス学校で一番人気者だったじゃないですか。
精神科医や治療者も、日本トップレベルのM-1を獲るような精神科医を目指せではなくて、クラスの人気者であれば十分だと僕も思いますから、こんなことで腕を身につけるというのは大事かなと思いますし、腕があれば才能が枯れたり勢いがなくても、この腕の力でなんとかグッと引っ張ってこられるので、腕やノウハウをちゃんとシェアしてるというのは大事だなと思います。
本当にお笑いと似てますね。
人の心を掴んで苦しみから解放するというのは、本当にそういう才能というのはお笑いの人たちと似てるし、しっかりトレーニングを積んだ人、師匠がいて積んだ人よりも、本当にポッと出の人の方が笑いをかっさらうような、生まれ持った人がかっさらうようなところもあるし、才能がなくてもタイミングが良かったりして、プロのお笑い芸人よりクラスの誰々の方が面白かったりするようにその場が、何かそういうことはあります。
あとはプロがやったものが妙にアシストになって、治療効果を、本当にそのお笑いのゴールを高校生が取るように、治療の中で起きている治癒という効果が主治医のもとではなくて、ふとしたところで、別のところで起きたりすることもあります。
でも、この話はちょっと難しいので、お笑いとかそういうことを、お笑いやスポーツの才能について考えたことがない人には、ちょっとわかりにくい話かもしれないですけど。
音楽などもそうだとは思うんですけど、あります。
音楽もただ弾くではなくて、ただリズムが合っているじゃなくて、何かこの本筋、そこじゃないんです。
リズム感がずれてても、リズムがずれていても、人の心を打つコアな部分はまたちょっと違っていたりするので、そこが理解できているかできてないかというのはあるなと思います。
◾️患者さんたちは
★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)
精神科医(心の治療者)の才能とセンス
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