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00:00 OP
01:00 ピアサポート
03:47 どう学び、どう解決していくのか
06:17 人生の真実
本日は「家族会や患者会のゴールはどういうものなのか、なぜ重要なのか」ということをテーマに、ちょっとお話ししようと思います。
昨日の動画はですね。どういう風に治療が進んでいくのかというもっと大きな話をしたんですけども、それを理解した上で精神科の診察や薬をどう使うのかとか、カウンセリングをどうやっていけばいいのか、福祉をどう利用していけばいいのかを考えていけばいいのですが、あとピアサポートもあるので、なぜピアは大事かもお話ししようと思います。
■ピアサポート
ピアサポートをしていく、皆で集まって喋るとなんか良さそうだなと思うじゃないですか。
テレビで見たことあるし、映画で見たことあるし。でも日本でやっているのかなみたいな感じですよね。
何か役立ちそうというのはあると思うんですけれども、これをもうちょっと言語化しようと思います。
なぜ集まって会話をするのか、それがなぜ治療的になるのかということですね。
昨日も話したので、昨日の内容も見てもらいたいんですけど、結局どんな状態になればいいのかということですが、患者さんたちはどういう状態になればいいのかというと、脳や病気を理解している状態になればいいんですよね。
その上で常識や思い込みから解放されていく自由になっていくことが大事です。
現代の常識というのは、脳科学や精神医学で語られている真実を反映されていないです。
お金教になってしまうとかいろいろあるんですよ。
そこから解放される、自由になるということです。
困難な状況にあるので、やっぱり感情に支配されているとうまく問題は解決できていかなかったりするので、支配されないようにする。それを身につける。
かといって、やっぱり自分たちは共感されたいとかリラックスしたいわけですよ。
孤独だし、苦しくなってしまうわけですね。
皆が同じような問題を抱えている人たちが集まったときに、話をしっかり聞いてくれる。
プロじゃない人が一生懸命聞いてくれた時に、解放感とか安心感をやっぱり自助会、患者会では体験してほしいし、逆に自分たちが治療者側に回る体験をすることで、自分の無力感とか、自分の弱さから解放されていく。
自分もこんなに人のことを助けられるんだ。自分ってこんなことができるんだということを確認すると、ぐっと成長していくというか治療が進みますので、こういうのもできたらなと思います。
あとはペースですね。
精神科の治療は時間がかかるので、自分一人だとペースメーカーがないのでわからないんですよ、今どこを走っているのか。どれくらいのスピードなのか、走り過ぎなのかちんたらしすぎているのか。
だから色々な人と喋ることで、自分は間違っていなかったなとか、自分はちょっと先走っていたなということがわかる。
これを獲得するために患者会や家族会をやっていくということです。
■どう学び、どう解決していくのか
どう学ぶのかどうリラックスするのか、そしてチームで課題を解決していく。
社会的な問題であれば、皆が集まってそれを社会にやっていく。どうやって解決していくのかを考えていくのが、家族会や自治会の醍醐味かなと思います。
方法はこうやって集まって喋ったりします。
言いっぱなしの会もあれば、テーマを決めて喋る会もあったりいろいろあります。
5、6人で集まって話をして、一人がファシリテーターとなって司会進行をやって、この中で一番色々なことをよく知っている、経験回数も多い人がファシリテーターをするということですね。
それを何テーブルでやるのか。
そこに対してリーダーとかどういう風に事務的な裏側のサポートをしてあげるのかが家族会・当事者会というものかなとは思います。
これを実現するために何が大事かというと、例えばビジョンの共有ですね。
最終的にこういうことを到達するんだというビジョンの共有だったり、今これから何をするのか、どういう会話をするのか、会話の仕方はどういうものがあるのかというミッションだったり、TODOリストだったり、課題の共有をしたり理解をしていくということだったり。
あとはそもそも精神医学とはどういうものなのか、どういう風に治療していくのか。今、僕らが抱えている問題はどういうものなのか。どういう風に教科書的には正解とされているのか、でも教科書と臨床は違うので、教科書的にはこうなんだけど臨床的にはこうなっていくのだろうか。
自分の場合はこういう風に問題を当てはめたらいいのか、ということを知るための事前学習が大事だったりしますよということですね。
ただ、この事前学習も多すぎたら大変なので、30分以内にまとめられるように今後作っていきたいなとは思っています。
30分でも勉強すれば全然違うと思うので、やってもらうと良いかなと思います。
こういう話をしていると、ビジョンの共有ができた状態からスタートするということだから、もうゴールに到達しているんじゃないかという気がしますよね。
スタートの時点ですなわちゴールのような錯覚になるんですけども、やはり精神医学は、編集の池口さんも言ってたんですけど、一直線上に理解していくものよりは循環的に一回戻って同じところをぐるぐる理解していく。
何度も何度も同じことを理解していくという円環的な理解にも近いので、こういうことになりますね。
■人生の真実
「人生の真実」と書いてますけど、こういう中でどういうことを理解していくのかという一つの例としては、この3つが分かると面白いんじゃないかなと思って、最後にこの話をします。
1つ目は「死」ですね。
僕らは死にます。当たり前ですけど、僕もそうだし、皆さんもそうですね。
いつかは無になるということです。体という限界性があるんでね。
僕ら医師はそれをよく見ているし、医学部の最初には解剖実験という形で死に触れるんですけど、これはもう明らかですよね。
これをどう自分たちの生活の中に理解して受け入れていくのか。
僕らには限界があって、知的な限界もあれば肉体的な限界もあるし、欲望がかなわない現実的な限界もある。
この「死」だったり、限界というものをどう理解して腹に落とし込むのか、ということが大事だったりします。
もう1個は「両親」ですね。
我々は両親、愛し合ったもしくは愛し合っていただろう両親から生まれてきているわけですね。
その後どうなったかは人それぞれ家族によって違いますけど、少なくともその瞬間は愛し合っていた可能性が高いということです。
彼らの半分をそれぞれ受け継いで、僕らは今いる。
僕らは何も単独で生まれてきたわけじゃなくて、上の世代から受け継いできたものを良くも悪くも押しつけられている。授かっている、そういうものなんですよね。
それがどう理解できるかですよね。
そしてそれを次の世代に渡すべきなのか、渡さないべきなのか。
こういうことがどこで腹に落ちるかというのも治療なのかなとは思います。
親子のトラウマがないことは、親子的な何かに代替されるかもしれないですけどもありますね。
あとは「無意識」ですね。
我々は結局自由意志で動いているわけではなくて、色々なものから影響を受けて無意識に動いていることがほとんどです。9割9分そうだという言い方もフロイトはしますね。
だから自由意志じゃないですよね。
自分は自由に動いてないなとか、「なんだ!?」というびっくりする感じとかひらめきというか、「え!?」みたいな無意識に気づくかが治療の一つの醍醐味ですね。
この発見が多ければ多いほど治療が深まっていくし、次のステージに行きますので、自分の意志でやっていると思っていたことが実は違うという発見の連続も重視してほしいなと思います。
家族会や患者会ではこういうことを重視したいなと今僕らが作っているやつは思っていますし、これからやりたいという方もこれらを意識してほしいし、こういうことも知ってもらえたらなと思います。
今回は、患者会の目指すゴールやビジョンの共有というテーマでお話ししました。
あとですね、オンライン自助会とオンライン家族会を2990円のメンバーシップの方に提供していますのでよかったらご加入ください。
290円でも限定動画を見れたりしますので、よければそちらの方のご加入もご検討ください。
それらのお金は益田の懐に入るんでなくてですね。別会社僕持っているんですけど、その会社からは僕収入を基本的には受けていないので。経費を使ったりすることありますけど、そちらはそちらで基本的に使い切ろうとしてますから、別に益田の私利私欲のためにやってるわけじゃないということで理解してもらいたいなと思います。
第二部各論 第2章1節 家族会や自助会、ピアサポートの意義や目的
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