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00:00 OP
03:43 精神疾患とは
13:29 病気の治療
21:13 治療に正解はない
今日は雑談をしようかなと思います。
お題をいただいていまして、それを答えるようにしますね。
「精神医学というのはそもそもどういうものなんですか?」という質問をもらったので、それに答えます。
■精神医学とは
精神医学とは何かというのは難しいですし、決まった定義はないとは思うんですよね。
簡単に言えば精神疾患、精神疾患とは何かと言われそうだけれども、を治すないし研究する職業集団の学問と言うか。
だから何でもありっちゃありなんですよね。
例えば精神療法もそうだし、診断学もそうだし、薬理学とかもそうなんですけども、基本的には基礎科学というよりは応用科学の一種なんですよ。
さまざまな学問背景があるんですよね。
例えば、脳神経科学とか、病態を知るためには薬理学とか。
しかも理系的なアプローチだけじゃなくて、人文的なアプローチもする。認知科学とか心理学とか心理学と似ているのが精神病理学とか。
人文的に理解していこうというよりは、治療の中で起きていることを人文的にアプローチした、分析とか臨床心理。
あとは何て言うのかな、診断学というのもあるんですけれども、それ自体は例えば統計学的なエッセンスとか科学哲学とか、そして医師は患者さんへの心理教育もしなきゃいけないわけで。
そういう中で僕が今やってるのはある意味技術論ですよね、YouTubeとか。
技術への応用が必要なので、YouTubeとかエンタメ。
あと福祉の領域とかさまざまなものが絡む。応用科学というのが精神医学。
ここまでが精神医学的とか、ここからは精神医学的でないというのはあまり意味がないという気がしますね。
精神医学とは何かと言われたらそういうものですね。
■精神疾患とは
精神疾患って何なの?と言われた時にですね、我々の心の障害ということです。
心というのは脳なので、脳というか現象なんですね。
脳内で起きる現象を指すんですよ。
心というのは常にあるわけじゃなくて、その都度生産される現象なんですね。
この現象は何で起きるかというと、DNAをベースに作られた脳、DNAという設計図をベースに作られたタンパク質の構造物、いわゆる脳というハードディスクに記憶、いわゆる知識や経験、こういうソフトウェアが加わり、そして周囲の状況ですね、その時の外部刺激というか。
例えば社会だったり、過重労働だったり、家族のトラブルだったり、これらの重ね合わせで起きてくる。
これらの相互作用の問題なのか、そこで起きてくる異常行動のことを精神疾患としている。
かつ本人も社会的にも何か困り事があるというのが一つの問題です。
ただ、これがどこの辺までが病気で、どこまでが本人の責任なのかというのは、すごく哲学的な領域になってきて難しいんですよね。
説明が難しいというか。
その時代、その文化によって結構違うなと思います。
だからこうハード的な問題として、例えば扁桃体、不安を感じるところがあるんですけど、ここの異常でうつになるとか不安障害になるというものもあれば、側坐核ということで報酬系に関係するところ、アルコール依存症とかここの異常として起きるものもあるわけですよね。
もうちょっと脳全体、知識とか記憶とか全体的に起きることとして、知的能力の問題として精神発達遅滞、いわゆる知的障害の問題とか、発達障害の問題、パーソナリティー障害の問題も多かったりするというのがあります。
あとはトラウマの問題ですよね。
トラウマの問題として、海馬に傷が入ってしまうみたいなイメージ。それが抜けない、忘れられないということで、PTSDや複雑性PTSDがあったりするなということです。病気としては。
周囲の状況としては適応障害、カサンドラとか、いわゆるバーンアウト、適応障害もあったりするというのが、精神疾患とは何かと言われたらそういうことですね。
ハードウェアかソフトウェアか外部刺激か、いくつかの状況のどこかに異常があった時に起きる困り事を精神疾患と指すという感じですね。
ハードウェアの問題があるなら薬物治療が有効だし、ソフトウェアに問題があるなら言語的介入、カウンセリングが必要だし、周囲の状況で問題が起きているのであれば、環境調整とかそういう福祉的な介入が必要になってくるということです。
精神疾患とは何かというとそういうことになってくるという感じです。
あとは社会的な影響をすごく受けるんですよ。人間は社会的な生き物なので。
だから記憶と状況の問題として合わせ技として出てくるのは、例えば文化的な背景と文化による抑圧があるんですね。
例えば、この前会った韓国の精神科医のYouTuberの人達は、親からの圧で苦しんでいる人が多いし、親は親で子供をきちんと育てなきゃいけないという圧で、自分達で自分達が作り上げた文化に苦しめられていることがあるんですよね。
だからその文化があることで、人類の8割9割は幸せになるかもしれない。その集団の内の。だけど残りの1割ぐらいにとっては、その文化によって苦しめられている可能性がある。
資本主義もそうですよね。資本主義があることで助かってる人達、豊かになっている人達もいるんだけれども、一部の人たちは苦しんでいるわけです。
性の問題もそうですよね。LGBTQとか性的マイノリティを否定する。
男女が分かれていて、男性には一人、女性には一人、不倫とか浮気とかダメで一夫多妻制ではなくて、パートナーを作る。浮気をしちゃいけないというルールを作ることで、人類の多くの人は救われるんですよ。
その方が秩序は保たれやすいんですよね。そういうマイノリティを否定した方が。
だけど、それだとマイノリティの人たちの人生はどうなるのという問題が起きるので、そこのマイノリティの人たちに救いの手を差し伸べるというか、その人達を組み込んでいって文化を作り直していくとか、幸せになってもらうというのが精神医学の発想だったり、考え方だったりしますね。
この複合って結構面白いんですよね。
DNAとトラウマだと、海馬にも影響を与えたりするわけで。
純粋にはこんなに単純に分かれるわけじゃなくて、記憶はやはり脳の構造に影響を与えるし、構造は記憶に影響を与えるので、そんな単純な話ではない。
周囲の状況もそうですよね。
外部刺激と内部刺激。内から来る記憶からの刺激と外から得られる、目とか耳から入ってくる刺激をどうやって見分けるのかというのも結構ややこしいんですよ。
本人は外の状況だと思っていても、実は内側から来ている。
それは妄想だったりしますよね。
あと、転移とか投影など無意識の作用は、内側から来ている情報にも関わらず外側から来ているような感覚になる。今起きていることのように感じる。
フラッシュバックとかそうですよね。
今はトラウマの出来事は起きてないにもかかわらず、さも今起きているかのように感じるというのがこの病気の特徴だったりもします。
結構ややこしいです。
これが精神疾患ということになります。
これが精神疾患であって、精神疾患はどのようなものがあるかというと、扁桃体の異常だったらうつ病とか躁鬱病とかがあるし、側坐核の問題だったら報酬系の問題なので、強迫性障害とか依存症、アルコール依存、ギャンブル依存、ゲーム依存、買い物依存、ホスト依存、ODの問題、摂食障害の問題もあったりする。
知的能力全般でいうと、精神発達遅滞、知的障害、発達障害、ある種のパーソナリティ障害もそうだろうし。
これとはまた別にドパミン系の異常としては統合失調症とかがあって幻覚妄想が出てくるというのもある。
あと認知症関係も僕らが扱ったりもする。
記憶の問題としてはPTSDとか複雑性PTSD。
環境が引き起こす問題としてはカサンドラ症候群やバーンアウト、適応障害、いろいろあるなと思います。
あとは溜め込み症とか。
精神疾患というのはいろいろあるんだけれども、こういう風に考えたりします。
こういう風に話すと、病気の境目って何ですかとか言われると思うんですよ。
境目はないんだよね、結局は。
勝手に人間が境目を作っているだけであって、富士山は静岡のものなのか山梨のものなのかとか言っているのと似ていて、どちらのものでもないというか、勝手に作っているだけなので。
カテゴリーしないと僕らはこの複雑な現象を扱えないので、あえてカテゴリー分けしているだけであって、本質的にはもっと複雑なものなので、自分達の頭の中で把握できるほど単純にカテゴリーできるものではない。
人間の認知能力とか知的能力じゃ把握できないほど複雑なものなんだけれどね。
でも扱うために単純化してカテゴリー分けしてるということが本当のことかなと思います。
■病気の治療
病気はどういう風に治療していくのか、ということになっていくんですけれども。
先ほど言ったように、脳というか心の現象というのは、この3つの要素に分かれる。
まずある程度診断したら、診断に基づいて「薬物治療」を行いますね。
薬の使い方っていうのは基本的にはガイドラインができています。
こういう診断の場合、こういう使い方した方が良いというのは統計的にデータを集めることで有利なやり方がわかっているんですよね。
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精神医学とは何か? 精神疾患とは? 総論・決定版
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