<本の紹介>
精神科医の本音 (SB新書)
https://www.amazon.co.jp/dp/4815616221/
精神科医がやっている聞き方・話し方
https://www.amazon.co.jp/dp/4866801921/
00:00 OP
01:02 うつ病の人の良いところ
02:29 発達障害の人の良いところ
03:30 人間は多様性がある
05:53 運・不運の問題
09:49 ニューロダイバーシティ
本日は「うつ病の人の良いところ、発達障害の人の良いところ」というテーマでお話しします。
ちょっとした雑談です。
雑談をさせてください。
僕は精神科医として日々臨床をしているのですが、ちょっと精神医学オタクみたいなところがあって、そういうことを考えるのが好きなんです。
精神医学的なことや脳科学的なこと、社会学的なこと、何でもいいのですが、色々考えるのが好きで、モヤモヤするのが好きです。
例えば、うつ病の人ってどういう良さがあるのかな、発達障害の人ってどういうところが欠点でどういうところが長所なのかな、ということもよく考えたりしています。
■うつ病の人の良いところ
うつ病の人の良いところを考えたとき、色々な性格の方がいて、同じうつ病と言っても色々な人がいます。
色々な価値観や考え方、色々な理由でうつになってしまうのですが、うつ病になりやすい人で多くいるタイプは、自分の健康よりも仕事を優先する人です。
辛いときに、なんかもう嫌だなと思ってサボってしまう人ではなく、辛いときにもっと頑張ってしまう、頑張れる人たちが多いです。
自分の健康よりも仕事をしっかりやること、上司の人や職場の人から言われたこと、部下から言われたことに真面目に100%やってしまう人が多いです。
うつ病は人口の1割くらいが生涯で一度は体験するもの、と言われたりもします。
考えてみると人類の1割は自分の健康よりも仕事に専念する人たちなんだな、と考えると面白いです。
そこが長所でもあるし、やりすぎると欠点にもなるということなのですが、なかなか考えさせられるなと思います。
■発達障害の人の良いところ
同じように、発達障害の人はどうなのかなと思うと、良いところとしては、他人を気にしない行動力、というのがあります。
他人というのは、実際の相手の表情、実際いる人間だけではなく、評判やお金、地位や名誉、そういうのも含みます。
他者からの評価を気にせずにやりたいことをやる、自分の好きなことをやる。
結果よりも何かやりたいことをやるということ、その興味の偏りと行動力、ADHD的な行動力、過集中というのはやっぱりすごいです。
発達障害の人もグレーゾーンを合わせると7~8%いると言ったりしますから、こちらも1割というか、人類の中の1割は、相手に影響されずに自分のやりたいことをやってしまう人たちともいえます。
何か面白いなと思います。
■人間は多様性がある
人間は同じような脳を持っています。
人間として同じ脳を持っていますが、特性が違ったりします。
同じようなものの集まりではなくて、多様性があるのです。
どうして多様性があるのかというと、結局絶滅しないためです。
あとは群れとして進化するために色々なパターンを入れています。
色々なパターンを入れることによって、環境変化に合わせて誰が生き延びる、誰が評価されるなどが変わってきます。
究極的に言ったら、例えば原始時代を想像してほしいのですが、食料がないときに子どもの食料を奪って自分が食べる大人と自分の食べ物を渡してしまう、渡して自分は餓死しますが、子どもに食べさせる人間がいたと思います。
どちらが生き延びるのかということです。
どちらが生き延びることに成功し、どちらがより子孫を増やせたのかというと、場合によるのだと思います。
これは思考実験だし、「いやいや益田は歴史的なことを知らないの?」「昔は子どもも間引いたりしてたんだよ」と言われそうですが、あくまで思考実験の話で、必ずしも現代的な価値観で正しいとされるものが全て正しいわけではないのです。
そのための思考実験です。
人間には脳の多様性があり、色々な人、色々な性格の人がいて、一見悪いと思われるもの、自己中心的だと思われるものや悪く評価されるものもあれば、逆に自己犠牲的で良いとされているものもあります。
ただ、どれが本当に良いのか。
長い目で見たときに、人間が生き延びる、動物として生き延びるときに、群れとして生き延びるときに、どういう特性がどれぐらいの割合で多いのが良いのか、というのは全然わかっていません。
色々やっているのでしょう、神様というか、遺伝子というか。
■運・不運の問題
僕らは俯瞰的に考えていって物事を捉える必要があります。
それは科学によってわかってきたことでもあり、人間というのはそういう動物たちなのです。
だから運、不運があるということです。
生まれ持った違い、才能の違いなどは、本人の力ではどうしようもない運・不運というものがあります。
うつ病になりやすい人の性格、自分の健康を犠牲にしてもミッションをやろうという性格の人は元々そうなのです。
僕は絶対嫌ですし、テスト前ですらちゃんと寝ます。徹夜で勉強しないですから、テスト前でも。心折れちゃうんですけど。
「これって自分が悪いのかな?」と思いつつ、悪いのではなくて、元々無理しなくてもできる人もいるし、逆にそういうものなのです。
でも、こういううつの人たちに対して、すごく頑張っている人だからこそ、「怠けてる」とか「いい加減にした方がいいよ」というアドバイスがすごく苦しかったりします。
自分のことを全部否定されたような感じがしてしまいます。
僕みたいに、究極的に言ったら辛いときはサボる人間は、「怠けた方がいいよ」と言ったら、「そりゃそうだろうな」としか思わないというか、「そりゃそうだろ、当たり前のこと言うなよ」と思ってしまうのです。面白いよね。
発達障害の人が他人の目を気にしないというのも、僕もAS特性やADH特性がありますから、益田は人によって態度を変えないし、益田はそういう自分の思ったことをちゃんとやるから偉いよね、と言われても「そうなの?」みたいな感じでよくわかりません。
やりたいからやってるというか。
YouTubeも、毎日やっててすごいですよね、毎日ネタがあってすごいですよね、と言われるのですが、全然大変じゃないんです。
「いや別に、ちょっとやればいいんじゃない」と思っていて、全然気にならないというか普通にやれます。
お金にならないのによくやるね、と言われても「まあ、でも他にやりたいこともないしな」みたいな感じで、全然気にならないです。
こういうのも含めて、才能と言ったら言葉がきれいなのですが、そうではなく特性だったりします。
でも逆に言ったらそれが弱点でもあって、人が大事にしているものを僕も大事に思えないというのは、すごく相手をバカにしているような感じがするみたいです。
お金、地位、名誉、色々なものが、僕は究極的にはどっちでもいいと思ったりもします。
相手の趣味に対して関心がなかったりするから、気を付けていますが、どこかバカにしてるような感じになっちゃうといけないな思いながら、でも本当に他人に興味がないから、そういう雰囲気になってしまうこともあるみたいです。
だから「ウヮーッ」とかならないです。
有名人や偉い人を見ても「ウワッ!」とならず、普通に接してしまって、それが何か感じ悪いみたいです。
感じが悪いときもある、という感じです。
運不運もあるし、これが生まれ持った能力だけではなくて、親の代から引き継いだもの、文化的なものや社会的なもの、どこで生まれたのか、どういうタイミングで誰と出会ったのかも含めると、ますます自分の能力や自分だけの問題じゃ済まないよ、ということかなと思います。
■ニューロダイバーシティ
こういう脳の特性の話、長所と欠点の話を考えていくと、ニューロダイバーシティみたいな話になっていくわけです。
人間には多様な脳があり、それぞれにそれぞれの価値があるから互いに尊重し合おうよ、ということなんです。
人間というのはずっと差別と偏見の歴史に支配されてきました。
一番最初の差別、偏見は身分や階級です。
概要欄続きはこちら(字数制限のため)
https://wasedamental.com/youtubemovie/6662/#c01
-------------
ニューロダイバーシティを解説
https://youtu.be/wxpnnF8NP8s
-------------
【メンバーシップ】
このチャンネルのメンバーになって特典にアクセスしてください:
https://www.youtube.com/channel/UC7C5oRm6cGgbjJdPPEVeNMA/join
オンライン自助会のHP
https://crimson-panda-f74.notion.site/1ab9b16c165a47c487faa553bd3c133c
スマホアプリからだとメンバーになることができません。
PCもしくはブラウザから申し込んでください、すいません…
https://youtube.com/shorts/xfJ9ks-ftfg?feature=share
【精神科医がこころの病気を解説するChとは?】
一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介
【自己紹介】
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。
【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/detail/3509
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb130991f3fa4
【コメントについて】
・コメントは承認制です。誰かのコメントに返信されているものは誤解される可能性もあり、基本的に承認されません
・コメントは益田が目を通していますが、手が回らず、質問にはお答えできません。ハートマークもつけてません。
・(のちのち)自分や他人を傷つける可能性のあるものは承認されません
・他の人への返信も原則禁止です。共感的なもの、相手に役立つものは一部、許可しています。短い時間で判断しているので「どうしてこれがダメなの?」みたいなものもあると思いますが、それはこちらのミスであることも多いです。ご了承ください。
【取材対応。テレビや雑誌、Webメディアの人へ】
気軽にご相談して下さい。 toiawase@wasedamental.com
方針についてはこちら https://youtu.be/esgbyuhTvRo
【動画制作の裏側はこちらから】
https://www.youtube.com/channel/UC9WXfmJQZVItKASe68--PJg
【切り抜き動画】https://www.youtube.com/channel/UCknohhOMaGmZICkGwS-Gi8w
うつ病の長所、発達障害の長所を知る #ニューロダイバーシティ #脳の特性 #優生思想 #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ