<本の紹介>
2022/8/5
精神科医の本音 (SB新書) 益田 裕介
https://www.amazon.co.jp/dp/4815616221/
2022/8/22
精神科医がやっている聞き方・話し方 益田 裕介 https://www.amazon.co.jp/dp/4866801921/
00:00 OP
02:26 YouTube→影響力・親密感
03:54 鏡のようであるべきか?
10:48 我々の生活はどう変わるのか?
13:37 イノベーションとは?
本日は「サブ主治医」について解説します。
YouTubeをやっていると、他の先生からもよく言われるんですよね。
「益田先生の動画を見た人が来ましたよ」とか、益田の動画を見てきた患者さんが「本当は益田先生のところを受診したいのに、予約が取れないので我慢してきましたと言われた」「益田の動画を誤解してきた人の訂正からしなければいけなかったので迷惑だったよ」とかいろいろなことを言われます。
今見てくれている方は、僕のことをすごく親近感を持って見てくれているようです。
動画を見て、いろいろなことを学んでくれているようです。
もちろん全体的に見ればメリットの方が多いし、好意的に受け止めてくれている人の方が多いのですが、一部害をなしているところはあるのかなと思います。
それは僕自身も反省しているところです。
「サブ主治医」という形で僕は最近呼ぶようにしていますが、とにかく僕という存在が、だんだんYouTubeの登録者数も増えて影響力を増していく中、YouTube自体も影響力を増してきて、多くの人がYouTubeを自然に見る、YouTubeで検索して何かを見るようになってきました。
そういう中で僕がセカンドオピニオンというか、サブ主治医として機能するようになったということです。
YouTubeを始めたのが2019年12月14日ですが、YouTubeを始めたときにはYouTube検索をする人はほとんどいませんでした。
ただ適当に流れているものを見たりとか、面白いものをちょこちょこ見るだけでした。
でもこの2年間でだいぶ変わりました。
何かわからないことがあったらYouTubeで検索して調べて勉強する、ということが一般的になりました。
本当に変わってきたなと思います。
■YouTube→影響力・親密感
YouTubeはやはり影響力があります。
「親密」と書いていますが、親密な感じがする。
親近感というよりは親密感です。
小さいスマホの画面で僕と一対一で会話をしていくので、とても密な感じがするということです。
これはなぜかというと、単純接触回数が多いということですね。
何度も何度も見ているので、だんだん僕のことを好意的に思うようになってしまうのです。
サンクコストという観点もあります。
つまり、わざわざ見た、わざわざ自分が無理をしてこの動画を見たということは、この動画は素晴らしかった、この動画を作っている益田は素晴らしいと思いたい。
損はしたくないんですよね。
損はしたくないという気持ちが湧くので、その気持ちが強ければ強いほど僕のことを良い人だと思いたくなります。
良い情報を与えてくれたんだと思いたくなる。
そういうことで影響力を増す。
あとは動画というものですね。
動画はブログやテキストよりも遥かに影響力があります。
SNSは相互的にやり取りする、レスポンスの要素があるので、より親密感を感じやすいし影響を受けやすいです。
■鏡のようであるべきか?
これはあまり精神医学的には正しいやり方と言われてきませんでした。
それはなぜかというと、治療者は鏡のようであるべきだ、という教えがあるからです。
こちらの情報や人間性で、患者さんに悪影響を与えてはいけないということです。
患者さんに自由に喋ってもらうためには、患者さんが自分の思いを話して自分の気持ちに気づくためには、こちらが鏡のような存在であるべきだ。
治療者の色がついてはいけないと教わります。
けれどももう今日では昔のやり方とはちょっと違います
ホームページ上には僕ら治療者の情報は出ています。
開業医であれば院長の情報は絶対に出ます。
そもそも「鏡のようであるべきだ」と言った先生たち、有名なドクターは、自分の名前や顔をバンバン出しているわけです。
だからそもそもそれはどこまで成立するのかというのはありました。
「これは専門家向けに書いている本だから、一般の人は読まないよ」と治療者は言ったりするのですが、そんなわけがありません。
医師が医師の本を買うよりも、患者さんや周りの人が医師の本を買う方が圧倒的に部数としては多いですから、それは方便なのか、もしくはその有名なドクターは事情を何も知らないということなんじゃないかなと思います。
論文でさえ、医師同士が見るよりも、他の人が読んでいることが多かったりします。
それだけ患者さんは病気の情報や主治医の情報を切実に求めているというか、求めていたということです。
とにかく鏡のようであるべき、というのは程度の問題なんじゃないかなと僕は思っています。
どこまで個人的な情報を出すのかというのはすごくバランスが必要です。
出し過ぎてももちろんダメだし、出さなすぎてもきちんと相手に必要な情報を伝えることはできません。
患者さんの治療が進む、患者さんの心が癒えていく、心の傷が治っていくというのは、どうしても僕らの人格というものを使うのです。
僕らが出している彼らに対する優しさだったり愛情が治すという要素は、絶対含んでしまいます。
それはどんな治療であっても、どんなカウンセリングの流派であっても、それは含まれてしまう。
だから加減の問題だということです。
ただリアルとは違うんですね。
リアルでの診察室とこういう動画上の情報提供というのは違います。
動画上の方がより僕のキャラクターを出しやすいし、出しても問題がないというのはあります。
僕の診察をリアルに受けている患者さんは、動画よりも益田は診察室では淡白だとか、冷たいとか言います。
でもまあそれは当然の話で、診察室と動画はまた別のものですし、診察室で同じようなテンションでできないというのもあります。
あとはそもそも隠しきれないんですね、これは。
これからYouTubeを撮りたい人とか、いろいろな人にも伝えたいのですが、動画はもう「隠せない」のです。
自分の性格や人柄はどうしてもにじみ出てしまいます。
ましてや1回、2回ではなく、毎日こうやってカメラ越しにみんなに伝えているということは、僕の人柄が出やすいのです。出てしまうのです。
逆に言ったら人柄は出てしまうので、それを利用するのはとても重要じゃないかなと僕は思っています。
僕が誠実だとか、真面目にやっているということがわかればわかるほど、患者さんの治療効果は高まると思います。
だから気をつけるというのもあるし、気をつければそれがダイレクトに治療の効果に繋がるのでやりがいがあるという感じです。
気をつけるべきことというのは、まず当たり前ですが「主治医に迷惑をかけない」ということです。
臨床というのは理想ばかりでは済みません。
話を聞いてあげるべきだと言っても、実際の診療では5分をちょっと超すぐらいしか聞けません。
そりゃ、オープンダイアローグをできたらいいですよ。
できたらいいなと僕も思いますけど、まあ、理想論ですよね。
なかなか時間を取ったり、治療的に必要なものを提供するのは難しいです。
それをビジネスに乗っけて日常の診療としてやることはほぼ不可能です。
医師なんてそんなに数がいません。治療者はそんなに人数がいないのです。
患者さんもそこまでのお金を準備できないわけですから、動画の中で理想論を語って「こうあるべきなんだ」と言って誤解させてはいけないなと思います。
言いにくいこと、リアルな診療を必ず伝える。
そして主治医に絶対迷惑をかけてはいけないということは気をつけていますし、皆さんも気をつけてもらいたいなと思っています。
あとは僕らの欲望です。
逆転移の話とか商用利用の話です。
良い人に見られたい、自分の承認欲求を満たしたい、このまま僕が例えばYouTubeを利用してどんどん人気者になって政治家になってやろう、どんどんそれで有名になって信用してもらって高額な商品を売って商用利用してやろう、そういうものがあったらもう無茶苦茶になってしまいます。
概要欄続きはこちら(字数制限のため)
https://wasedamental.com/youtubemovie/6443/#c01
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治療のゴールとその過程 なんのために対話をするのか、何を目指すのか?
https://youtu.be/BFtaq0F0gUM
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PCもしくはブラウザから申し込んでください、すいません…
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【精神科医がこころの病気を解説するChとは?】
一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介
【自己紹介】
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。
【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/detail/3509
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb130991f3fa4
【コメントについて】
・コメントは承認制です。誰かのコメントに返信されているものは誤解される可能性もあり、基本的に承認されません
・コメントは益田が目を通していますが、手が回らず、質問にはお答えできません。ハートマークもつけてません。
・(のちのち)自分や他人を傷つける可能性のあるものは承認されません
・他の人への返信も原則禁止です。共感的なもの、相手に役立つものは一部、許可しています。短い時間で判断しているので「どうしてこれがダメなの?」みたいなものもあると思いますが、それはこちらのミスであることも多いです。ご了承ください。
【取材対応。テレビや雑誌、Webメディアの人へ】
気軽にご相談して下さい。 toiawase@wasedamental.com
方針についてはこちら https://youtu.be/esgbyuhTvRo
【動画制作の裏側はこちらから】
https://www.youtube.com/channel/UC9WXfmJQZVItKASe68--PJg
サブ主治医について #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介
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