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00:00 OP
00:38 YouTubeを始めたきっかけ
02:57 インフルエンサーの機能
03:50 共同体のシンボル
06:39 オンライン・コミュニティ
本日は「精神科医とインフルエンサー」というテーマで、少し雑談にお付き合いいただければと思います。
僕の考えていることを共有し、ディスカッションしてもらえればと思います。
コメント欄も読んでいますので、この動画の感想も聞かせてください。
■YouTubeを始めたきっかけ
元々YouTubeを始めたきっかけは、クリニックの広告でもありましたし、通院中の患者さんへの情報提供でもありました。
やっていく過程で、YouTubeが持っている力、コンテンツが持っている力に気付き、それを治療的に活かせることもわかってきたのでエネルギーを注いでやっています。
広告収入も入ってくるので、チーム編成をしてより効率的に、より良いコンテンツが出来るようにPDCAサイクルを回しています。
※PDCAサイクル
Plan→ Do→ Check→ Actの4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法。
そういうことをやっていくと影響力を持ちます。
でも最初はそこまで意図していませんでした。
当事者YouTuberの人たち、精神科医以外の人たちが精神医学を語るコンテンツが増えていました。
それ自体が悪いというわけではなかったのですが、精神科医がそこにプレイヤーとして参加しないということは、やはり患者さんにとって不利益なんじゃないか、と思っていました。
僕がYouTubeを始める前は、患者さんたちは当事者YouTuberなど色々な情報をインターネットで調べ、それをクリニックへ持ってきて話をしていました。
それには正しいものもあれば間違っているものもあり、極端な治療方針を信じている患者さんもいて、それを訂正するところから治療が始まっていました。
そうすると、患者さんと良い治療関係を結べません。
「益田はインターネットと違うことを言っているからヤブ医者だ」と後日クリニックの口コミに星1つを付けるというようなことが続いていました。
そういう危機感もありYouTubeを始めたということもあります。
インフルエンサーというかYouTubeが持っている力、インターネットが持っている力はすごく感じており、それを止めることができないならば利用していかなければいけないと思いやっています。
■インフルエンサーの機能
インフルエンサーの機能は、情報発信をするということと共に「親近感を持つ」ということです。
僕が精神医学を伝えている、それは正しい精神医学、教科書的な精神医学ではなくYouTube用にアレンジされた、リ・デザインされた、ある種の簡略化された精神医学を伝えているということです。
これは良くもあり悪くもあります。
場合によっては悪いと考える人もいるかもしれません。
親近感を持つので情報が入って来やすく、治療的に活かせます。
医者って信用できるんだな、優しい人もいるんだな、とわかっていく中で治療的にプラスになることもあると思います。
ただそれはサブの主治医として力を持ってしまうということなので、そんな責任を益田が負えるのか、という問題もあります。
■共同体のシンボル
3つ目のポイントとしては、共同体のシンボルになってしまう、ということです。
インターネットというものはコンテンツを中心に人が集まってくる。
人が集まってくるとそこにコミュニティができ、普段物理的には出会わないはずの人が出会うということが起きます。
コメント欄でやり取りをしている中で、直接顔を合わせているわけではありませんがコミュニティが出来上がっています。
こういうことを「メタバース」と言います。
コミュニティをつくってしまう、コミュニティができてしまうということをどうしたら良いのかということは考えています。
出来上がったものを良い方へ活かすべきだと思います。
患者さんは、自分以外にも同じような病気を抱えている人がいる、経験者が情報交換をする、医師から伝わるのではなく、生々しい話を聞くことでしか得られないものはたくさんあります。
そして、自分がそこで情報発信することで芽生える責任感、貢献している感覚、所属感は替え難いものなので、やはりこれは活かしていきたいと思います。
人間が健康になるためには知識も重要だし、心身の健康のためにはしっかりとした睡眠も重要です。
もう一つ大事なことは、人と繋がりを持っている、健康的な繋がりを持っているということです。
繋がりとは、生で接している、家族である、ということ以外にも、インターネット上でも起こり得るものであり、この繋がりはとても重要というか治療的に活かせると思います。
この3つを揃えなければいけませんが、その中でも「人との繋がり」はとても重要なので、共同体のシンボルであるという責任から逃れるというのは、無責任なんじゃないかと僕は思っています。
これは、そもそも医師であることとどう違うんだろうとは思いました。
例えば、精神科医であるということは、別にインフルエンサーでなくても同じようなことをやっていたんだろうなと思います。
外来や診察時間の中で情報発信はしていたわけだし、サブ主治医ではなく主治医として患者さんとの情緒的な繋がりだったり、人間関係を持っていたわけです。
そして病院というのは地域のシンボルでもあったわけです。
患者会など色々なコミュニティもつくっていましたから、決してインターネットになったから新しくできた機能ではないんじゃないかな、と思います。
■オンライン・コミュニティ
オンライン・コミュニティの話ですが、実際の規模は、YouTubeにコメントを書く人は数万人、YouTubeライブに参加している人はだいたい2,000人くらい。
メンバーシップに入っている人は150人くらいです。
僕のインフルエンサーとしてのコミュニティ、共同体の大きさは、薄く言うなら数万人単位、濃く言うのであれば150人くらいということです。
コミュニティの人たちは、知ることや学ぶこと、発言することや発言に返信し合うこと、普段だったら言えないことを言ってみるという挑戦ができること、そして挑戦したことに対して受容してもらえること、という体験ができます。
なので治療効果が高まるということです。
悪いコメントが付かないように、YouTubeのコメントは基本的に承認制にしています。
被害的に受け取ってしまう人も多いので、そんなに悪い意味ではないコメントもあるかもしれませんが、基本的に返信は全部チェックしていません(承認しない)。
メンバーシップに入っている人は返信も可ということにしています。でもあまり返信する人は少ないかなと思っています。
なかなかデリケートなので目を通しています。
知識とは何かというと「抽象 x 経験」です。
AIとは「アルゴリズム x データ」なので、人間の知識というものも基本的には抽象的な情報と経験値の積み重ね、相乗効果で理解していくということがあります。
抽象的な情報は動画を通じて解説できるのですが、経験値的なものはコメント欄を利用してもらうしか方法がないと思っているので、上手く利用させてもらっています。
・メンバーシップ
メンバーシップ制のことを色々考えながらやっているのですが、これはどういうものなのかというと、Slack(閉じたSNS)を中心にZoomで座談会を行ったり、僕もコメントを返したりしています。
これはどういうものかというと、グループ・セラピー、セルフケア・グループ(自助団体)、あとはボランティアや居場所づくり。
この辺りのものに関して色々な本を読みながら参考にして、そのエッセンスをオンライン上に組み込むということをやっています。
色々な本を読んでいるのですが、自分でやってみないとわからないこともあるので少しずつやっているという感じです。
概要欄続きはこちら(字数制限のため)
https://wasedamental.com/youtubemovie/6384/#c01
-------------
コミュニティの重要性 症状~治療~コミュニティ~SNS
https://youtu.be/mV0-UNZz-6k
-------------
【メンバーシップ】
このチャンネルのメンバーになって特典にアクセスしてください:
https://www.youtube.com/channel/UC7C5oRm6cGgbjJdPPEVeNMA/join
スマホアプリからだとメンバーになることができません。
PCもしくはブラウザから申し込んでください、すいません…
https://youtube.com/shorts/xfJ9ks-ftfg?feature=share
【精神科医がこころの病気を解説するChとは?】
一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介
【自己紹介】
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。
【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/detail/3509
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb130991f3fa4
【コメントについて】
・コメントは承認制です。誰かのコメントに返信されているものは誤解される可能性もあり、基本的に承認されません
・コメントは益田が目を通していますが、手が回らず、質問にはお答えできません。ハートマークもつけてません。
・(のちのち)自分や他人を傷つける可能性のあるものは承認されません
・他の人への返信も原則禁止です。共感的なもの、相手に役立つものは一部、許可しています。短い時間で判断しているので「どうしてこれがダメなの?」みたいなものもあると思いますが、それはこちらのミスであることも多いです。ご了承ください。
【取材対応。テレビや雑誌、Webメディアの人へ】
気軽にご相談して下さい。 toiawase@wasedamental.com
方針についてはこちら https://youtu.be/esgbyuhTvRo
【公認の切り抜き動画はこちら】
https://www.youtube.com/channel/UCu0kj2CJD9AXHSuTCWi3NWQ/videos
【動画制作の裏側はこちらから】
https://www.youtube.com/channel/UC9WXfmJQZVItKASe68--PJg
精神科医がインフルエンサーになる意味や危険性 オンラインコミュニティなど #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介
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