ーあなたは人間の本性を見抜けるかー
「ルース・エドガー」
ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて6/5(金)公開
解禁された本編映像では、高校の陸上部に所属するルースの部活動に勤しむ姿が映し出される。
部活顧問の合図でトラックを走り始めるルース、真剣なまなざしで走っている、メンバーの中で最初にゴールをきめる。真面目に部活動をする様子が見てとれる。
また、母親のエイミーの携帯に誰かから電話がかかってくる、その後エイミーがどこかに向かっている別カットが映る。このルースとエイミーのシーンだけ観ると、何気ない日常生活を切り取った映像だと言える。しかしながらこのバックに流れる劇伴の効果によって、このシーンは一変している。
楽曲「Skyhooker」は重々しい空気感と緊張感を作る重低音と規則的に刻まれるリズムが不気味さを増し、アップテンポで耳にこびりついて離れない中毒性がある。これからルース、エイミーにふりかかる様々な出来事を予兆させるような不安感にさいなまれるような音楽が、ルース、エイミーの表情を、より陰鬱に見せている。
本編の要所要所でこの楽曲は使用され、ルースの真意不明さを助長している。
本作の劇中音楽を担当したのは映画界、テレビ界で活躍する作曲家のベン・サリスベリーとイギリスのバンド、ポーティスヘッドのジェフ・バーロウの2人。第88回アカデミー賞でも話題になった『エクス・マキナ』でも劇伴を担当し、第61回アイヴァー・ノヴェロ賞「最優秀オリジナル・フィルム・スコア」を受賞。2017年にはNetflix作品『ブラック・ミラー』でも楽曲を提供しており、無機質でダーク、スリリングな楽曲が話題になった。
今回の劇伴でも名コンビぶりは健在、2人の卓越した音楽が、本作の大きなスパイスになっていると言える。
監督のジュリアス・オナーは「不協和音のような本作の音楽によって、作品テーマと同様に、観客に疑問を与えたかった。観客に考えさせるような、観客の頭を刺激するような音楽を心掛けました。こういう感情を持ってほしいというような説明的な音楽は付けたくなかったです。」とコメント。
監督・製作・共同脚本:ジュリアス・オナー
出演: ナオミ・ワッツ オクタヴィア・スペンサー ケルヴィン・ハリソン・Jr. ティム・ロス
『ルース・エドガー』本編映像 “不穏な音楽がスリリングさを助長する…”
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