きょうから6月に入り、今月から変わる制度もあります。自転車による事故が多く起きている中、悪質な自転車の運転者に安全講習を義務付ける改正道路交通法がきょうから施行されました。
都内で危険で悪質な自転者運転が目立っています。警察庁によりますと、自転車が関わる事故の6割に自転車の運転者側に法令違反があることが判明しました。さらに過去20年間で、交通事故の死者は4400人となり6割減っているものの、自転車と歩行者の接触事故は3割増えているということです。警視庁・自転車交通安全対策担当の浜田里司管理官は「信号無視、遮断機が下りている踏切への立ち入り、制動装置不良自転車の運転、いわゆるピストというブレーキのない自転車の違反が多い」と話します。
きょうから施行された改正道交法の自転車運転者講習の対象となる「危険運転」とは、酒酔い運転、信号無視、一時不停止など14項目あります。スマートフォンを使いながらの運転や傘を差しながらの運転などは事故を起こせば対象となります。14歳以上の運転者がこうした危険行為を3年以内に2回以上繰り返した場合、公安委員会から講習の受講命令が下ります。警視庁の浜田管理官は「安全教育を受けさせて、これまでの自らの危険な運転行動を自分自身で気付かせて改めさせる」と話しています。
国土交通省では「自転車は『車』である」という考えに基づき、自転車と自動車を混在させる車道の整備を進めています。施行に合わせ、けさ国道246号線の上馬交差点から三軒茶屋交差点までのおよそ1キロのバス専用道路の左端に自転車の動線を示す路面表示「自転車ナビライン」が設置されました。さらに、車をよけようとした自転車と後ろからの車が接触する事故が多く起きていることから、自転車専用レーンにポールを設置し、車の駐停車を物理的に止めました。こうした対策を行ったエリアでは自転車による交通事故が1年間で3割から4割減ったということです。
警視庁と国土交通省は利用者の意識の変化や通行への影響について検証するとしています。
自転車運転者講習の受講料は5700円で、受講しなかった場合には5万円以下の罰金が科せられます。都内では4月末現在、自転車による交通事故で亡くなった人は15人で、去年に比べて6人増えています。通勤や買い物に便利な自転車ですが、危険も潜んでいることから安全な運転が求められています。
きょうから施行 悪質な自転車運転者に講習へ
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