およそ400人。今月1日時点で、心臓移植の待機登録をしている患者の数です。そのうち15歳未満は22人います。今月、厚生労働省は重症の心臓病の子どもが心臓移植を受けるまでの間に使うことを想定し、国内で初めて小児用の補助人工心臓を承認しました。しかし、医療現場からは課題の声も聞こえています。
今月末で1歳9ヵ月を迎える金沢佳代ちゃんは、テレビを見ながら踊るのが大好きな女の子。勝ち気で泣き虫な性格です。かよちゃんは毎日24時間、点滴を受けなければ生きることが出来ません。ことし1月、心臓の筋肉が硬くなってうまく広がらない原因不明の「拘束型心筋病」と診断されました。乳幼児の生存率は1年以内に50%とも言われていて、早急な心臓移植が必要な状態です。
かよちゃんのお父さんは『正直焦っています。おすがりするしかないというのが現状なので皆様のご支援と温かいご協力をどうぞよろしくお願いします』と、海外での移植を希望し4月から募金を始め
3ヵ月かけて目標額の2億4500万円が集まりました。心臓移植するには大金を払い海外に行かざるを得ないのが今の日本の現状です。
かよちゃんのお母さんは「なんで日本で治療出来ないんだろうというのが率直な気持ちです。」と話しました。
2009年に臓器移植法が改正され、15歳未満でも家族の承諾があれば脳死による臓器移植ができるようになりました。しかし臓器を提供するドナーが少なく、 移植までの待機期間は平均636日。10歳以下の患者で、国内で心臓移植したケースはこれまでにありません。かよちゃんのお母さんは「病院に行って先生に診てもらって薬をもらって治す・・・・というのが当たり前だと思っていたけどもそれすら出来なくてなんでだろうなと思います。」と話しました。心臓移植を待つ子どもたちのため今月、厚生労働省が承認したのが、小児用補助人工心臓「エクスコア」です。体に血液を循環させるポンプの役割をするもので、ドナーが現れるまでに亡くなる子どもたちを助けることができると期待されています。しかし、かよちゃんの主治医である清水医師は、かよちゃんのように心臓の収縮が保たれている患者には適さないと指摘します。またそのほかにも『エクスコアが使えるようになったら待てる時間が長くなるとは思うけれども合併症に苦しむ方もいるかもしれない移植という出口がない中でそういった医療を提供しなくちゃいけない私たちとしてもジレンマがあるのかなと思っています』と、課題があることを話します。
去年末の時点で国内で心臓移植を受けた18歳未満の人は14人。一方、海外で移植した子どもたちは104人います。子どもの心臓移植には、ドナーがなかなか現れず、平均でおよそ2年の時間がかかる国内の現状。今後、どう変えていくのか、多くの課題があります。
日本での心臓移植 課題は?
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ