新国立競技場をめぐる問題について、オリンピック招致を実現した猪瀬前知事はきょう、TOKYO MXの取材に応じ、整備費の高騰に疑問を投げ掛けました。
TOKYO MXの取材に対し、猪瀬前知事は「スタンドはキールアーチとは関係ない。なぜ北京やロンドンのスタンド工事の3倍も掛かるのか。これはどう考えてもおかしい」と述べ「随意契約で第三者の検証がなく高い価格になっている。高い価格の構造をデザインがちょっと変わっているからそこに充てたと問題をすり替えているのがおかしい」と指摘しました。また、デザインについてはIOCに屋根が評価されたとして「屋根は今までの五輪の施設に付いていなかった。それが新しかった。屋根を付けなければ意味がない」と語りました。
一方、東京都が負担を求められている整備費の一部=500億円については「周辺整備は東京都が受益者負担の部分があるので一定の金額を払わないといけない。ただ、建物の周辺と本体ははさみで切り分けられる話ではない。そこを精査する必要がある」と述べ、第三者委員会をつくるべきと主張しました。
都民にとって新国立競技場は良い意味での遺産=「レガシー」になるのでしょうか。猪瀬氏は「100年のレガシーとして、素晴らしいものができたという気持ちになるようにしないといけない。それをスタートからゴタゴタしていたら夢は壊されてしまう」と述べました。
新国立競技場の建設費は2520億円にまで膨れ上がりました。一方、施設の完成後、改修費も莫大になることが分かりました。「50年間で1046億円」という改修費の試算について、専門家からは疑問の声も上がっています。きょうの[MXリサーチ]では『新国立競技場の大会後にかかる費用』についてまとめました。
新国立競技場は大会後も残り続けるものであり、国民にとって“負の遺産”とならないよう、納得のいく説明が求められます。
新国立競技場問題 猪瀬前知事「どう考えてもおかしい」
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