ことしは終戦から70年です。戦争を知らない世代が増える中、戦争の悲惨さを理解してもらおうと、新宿区では戦争体験者が自らの体験を語る催しが開かれました。
きょうは、戦局の悪化に伴って住んでいたパリからモスクワ、旧満州を経由して子どもの時に日本に引き上げてきた福岡澄子さん(79)がおよそ70人を前に「もし(14945年の)8月9日にモスクワにいたら、やっぱり抑留されたのかしらと、最近思うようになりました」などと、当時体験した話を伝えました。また、福岡さんはドイツのベルリンで多くの悲惨な光景を目の当たりにしたために、当時、悲惨だという思いさえも抱かなくなってしまったという経験を踏まえ、平和の尊さを訴えました。福岡さんは「(遺体を)見過ぎるとそんな心理になっちゃいけない、恐ろしいと思います。平和な日本であってほしい。それを訴えたい」と話しました。
参加者は「今まで(戦争体験者の)生の声をあまり聞くことがなかった。なかなか肉親にはそういうことを聞こうと思っても聞けなかったのもあるし、もう聞けない存在なので」「こういう話を聞くことができて良かった」と感想を話していました。この催しは来月末まで行われています。
終戦70年 戦争の悲惨さ理解を…体験者が語る
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