多摩地域としては最も古いビールが明治時代、日野市で造られていたことが2年前に行われた発掘調査で明らかになりました。市は町おこしにつなげようと民間と共同でビールの復活に乗り出し、この夏、130年ぶりに発売されることになりました。
きのう発表されたのは日野市産の「TOYODA BEER」(トヨダビール)です。130年前の明治時代に市内で造られていたという地ビールの復刻版です。1886年(明治19年)ごろ、当時の豊田村で酒造りなどさまざまな事業を手掛けていた山口家が、多摩地域で最初のビール造りを始めました。しかし売り上げは伸びず、生産は8年余りで終了したといわれています。
市はこの歴史に目を付け、町おこしにつなげようと商工会などと共同でビールの復刻プロジェクトをスタートさせました。当時の新聞広告に載っていた「ドイツ醸造法」という情報を基に、当時主流だったといわれる黒ビールとしてトヨダビールを復刻させました。試飲した人は「そんなに苦くもないので口当たりが良い」「フルーティーで深みがあり、ほろ苦くておいしい」と話していました。
発売は今月26日(日)で、市内のコンビニエンスストアなどで購入することができます。実行委員会の増島清人委員長は「自分たちが暮らしている街の歴史を知ることで、愛着ある街づくりを進めたい」と話しています。実行委員会は第2弾として日野市内でビールの原料となる大麦の栽培を始めていて、日野産の大麦を使ったトヨダビールの生産も考えているということです。
130年ぶり 日野市「多摩最古のビールを復刻」
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