都内に現存する石橋の中で最も古いものは千代田区大手町にある常盤橋です。現在、行われている改修工事では歴史的な発見もあり、その工事の様子がきょう、公開されました。
常盤橋は1877年に設置され、都内に現存する最古の石橋です。江戸時代には江戸城の正門である大手門へ向かう常盤橋門が架けられ、1928年には国の文化財に指定されています。しかし4年前の東日本大震災で石橋のアーチ部分が大きく変形し、橋が崩落しかけていたことから、橋を管理する千代田区が補修工事を始めました。現在は1800個の石全てを取り除き、8000個をもう一度積み直して元の石橋に造り直しています。
工事を進めていくと、歴史的な発見がありました。周囲の地層から江戸時代の橋の土台部分や明治時代の道路が出土したほか、石橋からは江戸時代の岡山藩の大名、池田家の印が刻印された石が見つかり、常盤橋は池田家が建てた小石川門の石材が後にそのまま用いられていたことが分かりました。きょう見学した人は「手作業ですごく大変だと分かりました」「地震に遭っても結構残っているので、昔の人の技術に感心した」などと話していました。
千代田区地域振興部の後藤宏樹主査は「江戸・東京の中心であったということを再度区民をはじめ多くの人たちに目で見て手で触れてここで感じてもらえるよう、修理工事や整備、公園を開放していきたい」と話しています。 この工事は2017年度に完了する予定です。
都内最古の石橋「常盤橋」 修復工事の現場を公開
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