江東区で航空・宇宙産業の新技術を集めた展示会が開かれ、都内の中小企業や大学も技術力をアピールしました。宇宙・航空分野の産業に関しては、ノーベル物理学賞の受賞でも注目されています。
この展示会には国内外から263社が出展しています。ブースを出している首都大学東京の大学院では、JAXA=宇宙航空研究開発機構や東京都と共同で次世代の翼を作る研究について紹介しています。首都大学東京大学院の小沢啓伺助教は「飛行機の翼の中に光ファイバーを張り巡らせ、例えばバードストライク(鳥の衝突)が起きたときに飛行機のどの場所にどれぐらいの力が加わったか、タイムリーに検出できるシステムを開発している」と話します。
航空機は1機当たりおよそ300万点の部品から作られる非常に裾野の広い産業ということで、今回、東京都もブースを出展しています。高い技術力を誇る中小企業の航空産業への参入を後押しするため、技術支援や販路の開拓を進めるのが狙いです。ブースでは大田区にあるゴムメーカー企業・ハタダ.が手掛ける製品が、ボーイング787の機体に導入されていることなどをアピールしています。ハタダ.の菊田鉄夫顧問は「カメラやプリンターに使うゴム製品を作っていた。社長がこれからは航空機産業だということで旅客機の窓に貼ることができる物を開発して、これが今、全世界でボーイング787に乗って飛んでいる」と話していました。
また、会場には模擬飛行装置を体験できるコーナーもあり、注目を集めていました。模擬飛行装置は実際の飛行機の操縦をリアルに体験でき、航空会社で使う装置と同じような動きを実現しながらもシステムを簡単にすることで価格を抑えたということです。価格は通常の100分の1ということで、今後、研究開発のために使っていきたいとしています。
最先端の技術に触れることができるこの展示会は、あすも東京ビッグサイトで開催されます。
東京ビッグサイト 宇宙や航空産業の新技術が集結!
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