江戸川区や墨田区など荒川に接する5つの区は、台風などで川が氾濫した場合の広域避難について話し合う協議会をきょう、初めて開きました。
東京の水源として都民の生活を支えている大切な荒川ですが、ひとたび急激な増水や堤防の決壊などが起きれば、甚大な被害を及ぼしかねません。特に危険だといわれているのが荒川の水面よりも低い場所にある「海抜ゼロメートル地帯」です。
江東区は区内全域のおよそ24%が荒川の水面よりも低い場所にあり、たびたび浸水を繰り返してきました。区が作成したハザードマップによると、亀戸を含む城東エリアでは荒川が氾濫した場合、浸水の深さが最高5メートルほどにまで達すると予想されています。区民からは「昔は雨が降ったら全部水浸しになって畳を上げたりした。怖い」「荒川の堤防が決壊したらと思うとぞっとする。小学校や消防署の上の階に逃げるしかない」といった声も聞かれます。
住民の不安を払拭するため、荒川に接する江戸川区、墨田区、江東区、足立区、葛飾区の5区はきょう、初会合を開き、本格的な対策の協議に乗り出しました。情報共有の仕方や避難先の確保、交通手段などについて確認する方針です。会合で江戸川区の多田区長は「5つの区は運命共同体のような関係にある。(課題を)網羅的に探求し問題解決に迫ることは非常に大きな意義がある」と述べました。
水害避難に特化した自治体間での協議は例が少なく、協議会は来年の台風シーズンまでに具体的な施策を決めたいとしています。
もし荒川が氾濫したら… 江東5区、浸水時の広域避難を協議
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