先月、「ライブの聖地」として知られた渋谷公会堂が閉館しましたが、首都圏では数年前から演劇や音楽などの会場となる大型施設の閉館が相次いでいます。東京ではことしに入ってから青山劇場、日本青年館、バレエ公演を中心に利用されてきた五反田ゆうぽうとなどが閉館しました。また、首都圏でも横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナが来年、改修工事のために休館することが決まっています。コンサートや舞台などの会場確保が難しくなる中、出演するアーティストたちも危機感を募らせています。
きょう、新宿区内で会見を開いたのは、音楽やバレエ、伝統芸能などジャンルを超えた10の芸術団体です。アニメソング歌手として知られる影山ヒロノブさんやバレエダンサーの斎藤友佳理さん、人気ロックバンド「サカナクション」の山口一郎さんも出席し「コンサートやバレエなどの鑑賞の場が危機的状況にある」と訴えました。影山ヒロノブさんは「東京公演の会館がなかなか決められないので、それに続く地方公演の規模やスケジュールも組めない」、サカナクションの山口一郎さんは「1年先、1年半先まで会場が押さえられないという制約がかかってしまう。現在でもこのような状況なのに、これから次々と首都圏の主だったコンサートホールが改修や改築に入ると聞いている。可能な限り、時期の調整をお願いしたい」と訴えました。
会見では閉館や休業の時期が重なる理由として、建物の老朽化や2020年の東京オリンピックを見据えた改修工事の本格化などが挙げられました。会見を開いた団体はまず、この問題を国や都、民間企業などに広く知ってもらって意見交換の場を設けることや、既存施設の利用ルールの緩和などを求めていきたいとしています。
相次ぐ閉館・一時休館 会場が足りない!アーティストらが訴え
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