438年の歴史を誇るという年の瀬恒例の「世田谷ボロ市」が開かれ、多くの人でにぎわっています。会場には30分以上待つこともあるという“あるもの”を買い求める行列もできています。
ことしの世田谷ボロ市には東北から九州まで全国から720軒ほどが店を出しています。会場には雑貨や衣類、特産品が割引価格などで買うことができ、掘り出し物を探しに多くの人が詰め掛けています。
多くの人の笑顔を生み出すボロ市の起源は、400年以上前にさかのぼります。当時は農家への作業道具を売る市として開かれ、作業着の補修に使うボロ布を売っていたのが名前の由来とされています。訪れた人々は「着物の古着をつい買ってしまった。これから遠くまで帰るのに困った」「植木のマンリョウを買った」などと話していました。また、せたがやボロ市保存会の熊沢恵副会長は「地域の人が保存会を立ち上げて続けている。地域の人の理解が大切。いい天気で、いい売り上げがあって、いい正月を迎えてもらいたい」と話しました。
市の中にできたひときわ長い行列に並んだ人々のお目当ては、ボロ市名物の「代官餅」です。つきたての餅で作る代官餅は、慌ただしい年末の買い物の中、ほっと一息つかせてくれると人気です。購入した人は「20~30分くらい並んだけれど、並ぶ価値はある。つきたてだから軟らかい」「正月の実家の餅つきを思い出しました」などと話していました。
きのうときょうの2日間で20万人以上の人出を見込む世田谷ボロ市は、きょう午後8時まで開かれます。また年明けの来月15日と16日にも開催されます。
世田谷ボロ市は、最盛期の昭和初期には2000軒が店を出していたということです。また、400年以上前に決められた「押し売り・けんか・口論禁止」のルールは、現在も受け継がれているということです。
長蛇の列の先には… 438年の歴史「世田谷ボロ市」
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