御岳山の麓と山の上を結ぶケーブルカーが設備の更新工事のため、今週から運休となっています。この影響で小学校に通えなくなる子どもたちのために山の上に臨時学級が設けられ、きょうから授業が始まりました。
御岳山の麓にある滝本駅から山の上まではケーブルカーでおよそ6分です。山の上に住む子どもたちは普段、ケーブルカーを使って通学しています。標高929メートルの御岳山に暮らす住人はおよそ150人で、ケーブルカーの運休中、住民や工事関係者は許可を受けた車で山道を通って移動します。子どもたちは普段、ケーブルカーのほかにバスと電車も使って1時間以上かけて麓の小学校に通っていましたが、運休で通学できなくなってしまいました。
麓から山の上までは車でおよそ20分かかります。子どもたちが学ぶのは、市の施設を使った臨時学級です。きょうから開校となった御岳山臨時学級では、青梅市立第六小学校に通う1年生から5年生の9人が和気あいあいと授業を受けました。臨時学級に通う子どもたちは「部屋が変わったからびっくりした。(通学は)いつもは大変だけどきょうは少し楽」「楽しいです。人数が少ないから話し掛けやすいかな」などと話していました。
また、給食は小学校の給食センターで作ったものを保護者が車で運んで用意します。保護者の一人は「きょうはカレー。試行錯誤しながら最初からやっていく。どんな感じか分からないので、どきどきする」と話していました。
ケーブルカーの運休は19年ぶりのことで、子どもたちはもちろん、学校の職員や保護者にとっても臨時学級は初めての経験です。高木一校長は「(山の)下の子たちと上の子たちの差ができないようにしたい。地元での勉強となるので、地域の人への感謝の気持ちや仲間への協力の心を学んでほしい」と話しました。
御岳登山鉄道のケーブルカーの運休は3月末までで、山の上の臨時学級は春休みに入る3月25日まで開かれます。
御岳山に児童9人が登校 ケーブルカー運休で「臨時学級」
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