23年ぶりに7兆円規模となった東京都の新年度予算案について、TOKYO MX NEWSでは注目の事業を3回に分けてお伝えしています。最終回のきょうは「水の都・東京の再生」に向けた予算についてです。
新年度の予算案を発表する記者会見で舛添知事が強調したのは「水の都」東京の再生です。予算案では今年度よりもおよそ30億円多い78億円が計上されています。船を身近な交通手段として定着させ、観光にも役立てるのが狙いです。舛添知事は「交通手段、災害のときの防災・避難航路、物を運ぶときに船を使うのは非常に有効。そのためには船着き場の整備をしないといけない」と話しました。
墨田区の両国国技館の近くにある船着き場は2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに「両国リバーセンター」として整備されます。船着き場は現在の1つから2つに増え、利便性を高めます。
そのほか、利用者にとって船が身近なものになるような予算も組まれています。去年11月、舛添知事は都内初となる水上タクシーに試乗し、その実用性を確認しました。試乗後、舛添知事は「これだけの資源を活用しないのはもったいない。できるだけ2019年ラグビーW杯、2020年の東京五輪に舟運の活性化、港の機能の強化を頑張ってやりたい」と話しました。都は、JR田町駅の近くにある船着き場などを水上タクシーの運行に活用できるよう準備を進めていくほか、どのエリアに需要があるかなどを調査していく方針です。
船が新たな交通機関となる「水の都」東京は実現するのでしょうか。舛添知事のかじ取りが注目されます。
新年度予算案では羽田空港と浅草周辺を結ぶ新しい航路を設けるために社会実験を行う費用も組み込まれています。ことしの春から秋にかけて実施し、輸送だけでなく観光資源としても有効かどうかを確認していくということです。
[注目の新年度都予算案]船が身近に “水の都・東京”再生へ
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