台東区にある上野動物園の雄と雌のジャイアントパンダ2頭に発情の兆候がみられたとして、動物園は自然交配に向けた準備を始めました。
東京都によりますと上野動物園にいるジャイアントパンダの雄のリーリーは先月上旬から、雌のシンシンは先月27日ごろから相手のにおいを気にしたり体の一部を水に付けて冷やしたりといった発情の兆候とみられる特有の行動を見せているということです。
動物園では自然交配による繁殖を目指そうとパンダのストレス軽減のため、飼育施設にフェンスを設けるなどの準備を始めました。ジャイアントパンダの繁殖期は一般的に2月から5月ごろまでで、妊娠の可能性が高まるのはそのうちの数日間だけといわれていて、雌のシンシンはこれまでよりも1カ月ほど早く発情の兆候をみせているということです。上野動物園の渡部浩文副園長は「繁殖期の行動をよく観察することが非常に重要なので、慎重に観察して適切な時期に同居を目指したい。元気な赤ちゃんが生まれることを期待したい」と話しています。
2頭の間には4年前に赤ちゃんパンダが誕生したものの生後6日で死んでいて、3年前には繁殖活動が確認されましたが妊娠はせず、この2年は繁殖にも至っていませんでした。来園者からも「楽しみですね」「きょうはパンダが見られるか心配だったんですよ」「赤ちゃん、見たいですね」「どんななのかな。見たことない」など、赤ちゃんパンダの誕生に期待の声が聞かれました。舛添知事もきょうの定例会見で「幸い、雄のリーリーも雌のシンシンも兆候がみられるということで、繁殖につながることを願う。しっかりと見守っていきたい。期待をしている」と述べました。
上野動物園は「今後2頭の同居が始まっても自然交配に至らない場合は人工授精を行うことも検討していく」としています。
まず2頭のジャイアントパンダが同居できる状況になるかが次のステップといえそうですが、上野動物園では2頭のパンダを同居させることができる状況になったと判断した場合は開園日であっても公開を終日中止することにしています。
上野動物園 パンダ“2世誕生へ”準備を開始
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