先月中旬の西日本を中心とした低温や日照不足などの影響で一部の野菜の価格が上がる中、大手スーパーがきょう、野菜のセールを行い、多くの人が詰め掛けました。一方、消費者や野菜を扱う商売をする人からは影響を不安に思う声が上がっています。
11月以降の日照不足や先月末の寒波などの影響で、一部の野菜の価格が上昇しています。農畜産業振興機構によりますと、ことしの初めに比べて先月末の卸売価格でピーマンは50%、トマトは45%高くなっています。その影響は家計にも出てきているようです。買い物客は「すごく高い」「特に葉物野菜の価格が上がっている」「安い日に(買いに)いかないとという気持ちが最近強い。とりあえず安い野菜を買ってそれを料理する」「ホウレンソウなど子どもには食べさせたいが、高いので…」などと話していました。
そんな声を受け、大手スーパーのイオンはきょう、都内などの63店舗で20種類の野菜の安売りセールを行っています。先週の価格と比べ、トマトが38%引き、ブロッコリーが36%引きなどおよそ2割から4割安いとあって朝から多くの買い物客が詰め掛けていました。イオンリテール南関東カンパニー・食品商品部の下川剛さんは「野菜離れが懸念されるのでセールで野菜を多く買ってもらい、消費につながっていけたら」と話しています。
店内でひときわたくさんの野菜を買い込む女性がいました。板橋区の商店街にある弁当屋の「おかずや」では、弁当以外におよそ20品の総菜を取りそろえ、野菜を中心としたメニューを充実させています。それだけに、野菜の高騰には頭を悩ませているようです。「おかずや」の宇田川ひとみさんは「価格が安い時にゆでて冷凍するという方法もあるが、品物自体がない。使う量を確保できない」と話します。品薄となる野菜もある中、より安い野菜を求めて隣の駅まで買い出しに行くなどして、価格を上げないようにと工夫しています。宇田川さん夫妻は「ブロッコリーだけで出していたものにポテトを混ぜたり、値段に見合うように工夫している」「野菜が高くなるのは死活問題。早く安くなってほしい」と話します。
関東農政局によりますと、今月の主な野菜の価格は先月に比べて同じくらいか高くなると見込んでいて、野菜の価格高騰はまだ続きそうです。
野菜の価格上昇の中 野菜セールが盛況!
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