災害に備えていた非常食が賞味期限切れ間近になってしまったという経験はありませんか。乾パンや缶詰などの非常食を「ごちそう」に変えて食べることで備蓄の無駄を防ぎ、防災意識を高めてもらおうというイベントが、きょう狛江市で開かれました。
都などが主催するこのイベントは、災害が起きたときの非常食を備えたままにするのではなく、定期的に消費して入れ替え、おいしく活用してもらうのが狙いです。参加者はシェフのアドバイスを受けながら魚の缶詰と野菜を使った煮物作りに挑戦しました。作り方は、野菜を切って炒め、水と缶詰の魚を入れて煮込むだけです。このメニューのポイントは、さばやいわしなど違う味わいの3種類の缶詰を入れることで、よりおいしくなり複雑な味を表現できるということです。この他にも、ドレッシングを使ったもやしのスープや、クラッカーを砕いてドライフルーツと混ぜたデザートも完成しました。
都では、備蓄した非常食を定期的に食べることで回転させる「ローリングストック法」を提案していて、12食分を用意して1カ月に1食分ずつ消費し買い足すことで、非常食の賞味期限を切らさず、防災への意識も高められるとしています。参加者は「おいしくなっていてびっくりした」「災害時にこういう食べ方もあるかなと感じた」「煮たことで(缶詰の魚の)臭みが取れて、すごい発見だった」などと話していました。
主催者は、賞味期限が1年以上ある食材は「非常食」になるため、普段食べ慣れているものも活用しながら災害に備えてほしいとしています。
缶詰やクラッカーなど非常食を“ごちそう”に 調理体験会
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