羽田空港にある東京航空地方気象台で、飛行機の安全運航に必要な雨や風の動きを読み取る世界初の空港気象レーダーが導入されました。この新しいレーダーでは雨粒の形や大きさを観測できるようになり、激しい雨もより細かく記録できます。
気象レーダーが入る建物の最上部に新たに取り付けられたパラボラアンテナは直径7メートルで、半径120キロの範囲を観測し、雨粒の動きや急変する風を捉えて飛行機の安全運航に生かします。また、このレーダーは飛行機の離着陸に影響を与える積乱雲の発達などを観測するにも適しています。新しい気象レーダーはこれまで「水平」にのみ出していた電波に「垂直」の電波が加わり、雲の中にある雨や雪の粒の形と大きさが分かるようになりました。その粒の大きさから雨や雪の強さ、竜巻などの突風を発生させる積乱雲の状態をこれまで以上に正確に観測でき、突然の大雨や竜巻などの危険性をいち早く航空会社に知らせることができるようになります。気象庁・観測部の塚本尚樹さんは「空港に着陸する直前の風が大きく変わると飛行機の姿勢に大きく影響するので、情報をきちんと出せることが大事」としています。
この気象レーダーは来月10日に運用が始まります。気象庁は羽田空港を手始めに、成田空港など全国の空港にも徐々に導入を広げることにしています。
雨粒の形も分かる! 羽田空港に新気象レーダー
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