各地で設置が進む防犯カメラですが、プライバシーよりも安全を求める住民の声を受けて、荒川区や足立区では積極的な活用が行われています。
荒川区では23区で初めて、区立の公園34カ所全てに防犯カメラの設置を決めました。区はこれまで、公園が区民の憩いの場ということから、犯カメラでの監視は2カ所にとどめていました。しかし、区民からの要望を受けて今年度中に全ての区立公園に防犯カメラを設置することにしました。
一方、防犯カメラの効果を強調するのは足立区です。足立区は都内の犯罪認知件数が2006年から4年連続でワースト1位でしたが、防犯カメラの数を増やしたことなどで犯罪件数が減り、去年は4位まで下がったということです。足立区では防犯カメラを街の全域に付ける試みも始まりました。区は防犯のための工夫を凝らした住宅街を「防犯設計タウン」として認定する制度を4年前から始めました。家と家の間に砂利を敷いたり、塀を低くして見通しを良くすることで防犯につながるといいます。去年、区がこの地区の住民に行ったアンケートによると、およそ9割が防犯カメラの効果があると答えています。一方で、映像の管理方法にまだ課題があるという声も上がっています。現在、「防犯設計タウン」の認定を受けた住宅街は区内に5カ所あります。足立区では犯罪が起きにくい街をつくるため、街中の防犯カメラの設置費用をおよそ9割補助しています。その結果、毎年およそ100台ずつ増えていて、足立区内の防犯カメラは現在1200台に達しました。足立区は今後、既存の住宅街や通学路にも防犯カメラを増やすことで、安全・安心な街づくりをしていきたいとしています。
住民の要望背景に 防犯カメラの活用進む荒川区と足立区
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