ルノワールの最高傑作ともいわれる作品が初来日です。港区の国立新美術館で、フランス印象派の画家・ルノワールの作品を一堂に会した展覧会がきょう、開幕しました。
「ルノワール展」には世界有数のルノワールコレクションを誇るオルセー美術館とオランジュリー美術館が所蔵するおよそ100点の絵画や彫刻、資料などが展示されています。中でも「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」は日本初公開で、ルノワールの最高傑作といわれています。踊りや会話を楽しむ人たちの姿とルノワールならではの細やかなタッチで木漏れ日を描く技法が融合した作品です。また「都会のダンス」と「田舎のダンス」は45年ぶりにそろってやってきました。シルクのドレスをまとった女性が踊る「都会のダンス」はルノワールと親交があった画家・ユトリロの母親がモデルで、「田舎のダンス」はそれに嫉妬した後のルノワールの妻が描かれたといわれています。
ルノワール展を監修したシルビー・パトリさんは「ルノワールが19世紀後半から絵画をどう革新させてきたか、印象派を新たに開拓し、それまでの伝統的な絵画に対してルノワールがどのような思いで描いてきたのかしっかり分かってもらえる。また、20世紀のルノアールの作品がピカソなど後に続くアーティストに影響を与えたことも見てもらえる。今回の展覧会のルノワールの作品はとても豊かで、まさに完成した形。そして、新たな視点を皆さんに得てもらえる機会となるだろう」と話しています。
今も世界中の人たちを魅了し続けるルノワールの全貌に迫るこの展覧会は、きょうから8月22日まで開かれています。
国立新美術館 ルノワール展が開幕
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