総工費1000億円近くをかけた首都高速道路の大工事の現場にカメラが入りました。開通から50年以上がたち、老朽化が進む首都高1号羽田線を造り替える工事は、海水面から20メートル上に新たな道路を造る壮大な計画です。
首都高1号羽田線は東京都心と羽田空港を結ぶ道路で、1日およそ7万台の車が利用しています。今回の工事区間は東品川桟橋から鮫洲埋立部までのおよそ1.9キロで、総工費は986億円です。開通から50年以上がたち、この区間は特に損傷が激しくなっているようです。
首都高速道路会社によりますと、現在は橋桁が海水面に近いため腐食しやすく日常の維持管理が難しいということです。そのため、今回の工事では桟橋全体を架け替えて杭の本数を減らし、道路は海水面から離れた高架構造にします。首都高速道路・更新事業部の高橋三雅部長は「海面から離すことで海水からの影響も軽減できる。最新の知見も適用しながら、耐久性、維持管理性も確保できる」と話しています。
工事は現在、工事用の道路を造っている段階です。今後、迂回(うかい)路を設置するなど4段階に分けて行われ、2020年東京オリンピックの期間中は上下線とも新しく造られた仮設の道路を運用するということです。首都高の担当者は「安心・安全に利用してもらえて五輪の開催にも支障を与えないように努力していきたい」(高橋部長)としています。
総工費986億円が投入されるこの大工事は10年後に完成する予定です。
首都高1号羽田線の高架化 総工費986億円、工事現場を公開
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