東村山市の市立中学校で、国の学習指導要領に定められた保健の授業が10年間にわたってほとんど行われていなかったことが明らかになりました。
保健の授業が行われていなかったのは、東村山市の東村山第三中学校です。国の学習指導要領は中学3年間で「保健」の授業を48コマ程度行うよう定めています。しかし、市の教育委員会によりますと、この中学校では少なくとも2014年度から今月までの2年以上にわたって保健の授業を行わず、体育の実技に充てていたということです。10年前、この中学校に赴任した体育教員の判断で始まり、2013年までの8年間も保健の授業はほとんど行われていませんでした。東村山市教育委員会の森純教育長は会見で「10年間にわたって保健分野の授業が正しく実施されていなかった事実を把握できていなかったことは監督不行き届きと言わざるを得ず、深くお詫びする」「教室での保健分野の指導が困難だったことから、A教員は実技指導などの体育分野を充実させる方が生活指導には効果的であると考え、体育の実技指導のみを実施し、その後、学校が落ち着いてからも継続してしまった」と述べました。
昨年度までの2年間で保健の授業を全く受けていなかった生徒は330人に上り、今後、履修していない在校生については卒業までに授業を行うということです。また、卒業生に対しては休日や夜間に保健の授業を受けられる機会を設けたいとしています。
10年間、体育の実技に 東村山市立中学「保健」の授業せず
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