「酒気帯び」の状態で市議会本会議に出席したとして、国分寺市議会はきょう、無所属の甲斐嘉人議員(49)に対する問責決議案を全会一致で可決しました。
議会関係者によりますと、現在6期目を務める甲斐議員には、市民や職員から「酒臭い」という苦情が度々寄せられていました。また、自民党国分寺市議団の尾沢脩市議は「相手をばかにするような言葉や無断の欠席が度々あった」と指摘します。
先月9日には委員会を無断で欠席し、次の委員会で陳謝していました。しかし、今月1日には甲斐議員が酒に酔った状態で本会議に出席していたことが分かりました。今月1日、本会議の前に甲斐議員のアルコール検査を行ったところ、酒気帯び運転の基準値を超える0.15ミリグラムのアルコール濃度が検出されたということです。さらに、甲斐議員がこの日、車を運転して登庁していたことも分かり、議長から厳重注意処分を受けていました。
きょうの本会議では、自民・公明・共産の会派代表者の連名で甲斐議員の問責決議案が提出されましたが、甲斐議員本人は病気を理由に欠席し、姿を見せませんでした。本会議で自民党の田中政義市議は「今回の行為は市議会と市議会議員に対する市民の信頼を失墜させるもの。あるまじき行為であり、許されるものではない」と述べました。問責決議は出席した議員の全会一致で可決されました。
甲斐議員の一連の行為に対し、市民からは「けしからん。人間性の真面目さが表に出るような人物でなければいけない」「税金で仕事をして信頼で選ばれた人がそういうことをするととてもがっかり。大人の判断をしてほしい」などといった厳しい声が聞かれました。
甲斐議員は今月2日、各会派を回って陳謝し「アルコール依存症で精神的にも不安定なので、治療してしっかりやっていきたい」と議員を続ける考えを示したということです。
当初は辞職勧告の決議が行われるよう予定でしたが甲斐議員が病気を理由に欠席したため、問責決議となりました。問責決議に法的拘束力はなく、今後は甲斐議員の判断に委ねられています。
国分寺市議会 酒気帯びに無断欠席…市議に問責決議
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