知事選の候補者選びで、都内26の市長でつくる「市長会」は自民党都連が擁立を目指している増田寛也元総務大臣に出馬を要請しました。
26市長のうち、態度を保留している1人の市長を除く25人の市長が増田元総務大臣に出馬を求めました。「東京都市長会」の並木会長(羽村市長)は「増田さんのこれまでの自治体や国を通じた豊富な行政経験・地方自治を大切にする政治姿勢から、市長会有志は都知事選候補者として増田さんがふさわしいとの結論に達した」と述べました。これに対し増田氏は「東京といいながら区部・市部・町村部と大変広く課題が違う。“ただ、スカイツリーから飛び降りる”だけでは駄目で、その後に何をするのか、どういう処方箋を描くのかが一番大事」と応じました。増田元総務大臣をめぐっては、13の町村長でつくる「町村会」もあす出馬を求める予定です。市長会との会合後、増田氏は「あす、またこういったオープンな形で町村の話を聞きたい。その上で、少し時間を頂いて自分なりの処方箋を描きたい」と述べました。
都議会自民党は増田元総務大臣の擁立で一致していますが、都連は参院選後の11日に結論を出す考えです。
一方、民進党の候補者選びは混迷しています。けさ開いた都連の選対会議で、これまで候補者の軸としていた長島昭久衆院議員ではなく、前神奈川県知事の松沢成文参院議員か、元経済産業省官僚の古賀茂明さんを擁立する方向で党本部と調整に入る方針を示しました。民進党の松原仁都連会長は「4党の枠組みを考えた時に、さらなる候補者の選定をしていくのが必要だろうということになった」と話しました。また、石田純一さんについては「都知事には実務経験が必要」だとして、擁立について否定的な見方を示しました。
長島議員は共産党など野党4党の枠組みの中で自民党・公明党と争うことについて疑問を呈する発言をしていたため、候補者の軸から外れたものとみられます。候補の1人に浮上した松沢参院議員は「現状ではありません。まだ党の正式な要請にもなっていないし、本当に急に名前が出たのでびっくりしている」と語りました。
また、日本弁護士連合会の元会長・宇都宮健児さんも立候補の意向を固めたことが分かりました。宇都宮さんは市民団体からの支援を受け「税金の無駄を削り、都民の暮らしと福祉を充実させる」政策を訴えて、立候補する意向を固めたということです。宇都宮さんが知事選に立候補するのは3回目ですが、過去2回の知事選ではいずれも100万票近くを獲得しましたが、共に次点となっています。
都知事選 増田氏に市長会が出馬要請、民進は混迷…
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