東京都は老朽化が進む中央区の築地市場の業務を11月2日に終えて、江東区に新しくできる豊洲市場を7日にオープンさせるとしてきましたが、小池知事は豊洲への移転の時期を延期させる方針を固めました。これに対し、市場の関係者からはさまざまな声が聞かれました。
移転延期の方針だと聞いた市場関係者からは「ここまで進めておいて…という感覚。これ以上進められないとなれば大変なことになる」といった声や「11月に移転してもすぐに年末。年末に慣れている築地でやっていても大変なのに、右も左も分からない所に行ってすぐ12月というのは『できるわけない』とずっと言っていた」など、さまざまな声が聞かれました。
当然といった意見や戸惑いの声が上がった豊洲への市場移転…。そこには「土壌汚染」から来る「安全への不安」がありました。豊洲市場を建設している場所は元は都市ガスの工場があったところで、土壌や地下水の汚染が指摘されていました。これを受け、東京都は汚染対策工事を実施し、2014年に「安全性が確保できた」として豊洲移転を決め、その後も2年にわたり地下水を監視してきました。市場関係者からはきょうも「豊洲に行っても土壌汚染もあるし、いろいろなことがある。そういう問題も解決しない間に。待ってもそれは解決してくれない」「安全で安心。食べ物を取り扱っているのだから、きちんと確認されてからの方がいい。皆さんの台所を預かる場所だから」といった声も聞かれました。
しかし。最後の地下水の監視調査が行われるのは開業後の11月18日で、調査結果を待たずしてオープンの日がやってきてしまうのです。今月26日の定例記者会見で小池知事は「結果が出る前に11月7日の開業ということは大変大きな疑問。だからこそ『立ち止まる』と言っている。かといって私にも責任があるので、総合的な判断をさせていただく」と述べていました。
小池知事は知事選の最中から築地市場を視察し、業者や店で働く人たちに市場移転の影響を聞いて回りました。先月の知事選では「いまだに(都側と業者の)合意形成が本物かどうかはかなり疑わしい。もう一度経緯とあるべき姿に耳を傾けたい。それが故にここは一歩立ち止まって考える」としていました。また、当選後も現地視察や関係者からの聞き取りを続けてきました。
開場まで3カ月を切った中で下した知事の大きな決断に、今後どのような展開が待ち受けているのでしょうか。
築地市場の移転延期の方針の影響は今後さまざまな範囲に広がりそうです。都政担当の記者の報告です。動画でご覧ください。
新市場開場まで2カ月余り 豊洲移転を延期へ…市場関係者からは賛否
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ