都民の台所、中央区の築地市場の移転を巡り、小池知事は都庁で会見を開き、江東区の豊洲市場への移転延期を正式に表明しました。会見で小池知事は「11月7日に予定されている築地市場の豊洲新市場への移転について、延期とする。また、11月2日に予定されている築地場内市場の閉鎖、その後の解体工事も延期とする」と述べました。
豊洲市場の開場予定日まであと2カ月に迫る中での移転延期の決断について、小池知事が第一の理由として挙げたのは「食の安全」の問題でした。小池知事は「言うまでもなく、豊洲新市場は生鮮食料品を取り扱う市場。食の安全は『生活者の目線』まさしく都民ファーストな感覚を大切にしなければいけない」と述べました。
知事は豊洲市場の地下水の水質調査の結果が当初の11月7日の移転予定日に間に合わないことを挙げ「少なくとも2年間の(地下水の)モニタリング結果を見届けるというのは、これは安全性の確認、そしてその説得力ということにおいて譲ることはできないと考えている」と話し、移転時期を見直し安全性の確認を行う必要があると説明しました。
このほか、知事は豊洲市場の整備費が当初の見込みより大幅に膨らんだことや情報公開が不足していることを問題だと指摘しました。その上で知事は有識者で構成するプロジェクトチームを立ち上げ、過去の経緯や延期に伴って必要となる業者への対策などを検討するとしています。
知事は「新たな移転時期はこれらの調査の進展を待ち、できる限り速やかに判断する。きちんと精査をした上で結論を出していきたい」と述べて移転時期について明言を避けましたが、水質調査の結果が出る来年1月以降になることは避けられないという考えを示しました。
移転は年明け以降か 小池知事、市場移転延期を正式表明
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