中央区の築地市場の移転を巡り、小池知事はきょう午後、都庁で会見を開き、江東区の豊洲市場への移転延期を正式に表明しました。移転延期表明を受け、延期に賛成する業者と反対する団体がそれぞれ会見を開きました。
都知事選真っただ中の先月22日、候補者として築地を訪れた小池さんに対して移転延期を直接求めたのは仲卸業「関富」の関戸富夫社長でした。きょう午後、小池知事の移転延期表明を受けて取材に応じた関戸社長は「私たちの意見が受け入れられて本当にうれしく思っている。(知事に認められたと思うのは)安全性。生ものを扱う市場なのに、危険なベンゼンが空間に立ち込めている」と話しました。また関戸社長は都に対して今後、仲卸や運送業者など豊洲市場を利用する人たちから意見を聞く場を設けてほしいと要望しました。
一方、移転延期に反対する団体も会見を開きました。卸売業者や仲卸業者からなる築地市場協会は「多くの混乱を招いている」として、小池知事に移転延期を考え直すよう求めました。築地市場協会の伊藤裕康会長は「都の都合で11月7日と決めた。それに向かって全部が走っている。それを変えるのであれば当然それに対する責任は都に負っていただかないとならない。それ以外に考えようがない」と話しました。伊藤会長は延期による影響額は何十億円に上るという予測を示した上で、11月で雇い止めをしている従業員や事務所の賃貸契約などにも多大な影響が出てくると説明しました。
市場移転延期 市場関係者は賛否分かれる
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