築地市場の移転先の豊洲市場で土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、都の市場担当者が事実と異なる説明をしていたことを市場関係者に謝罪しました。
けさ、東京都の市場担当者が築地市場の業界団体を訪れ、移転先となる豊洲市場の土壌の汚染対策について事実と異なる説明をしていたことを謝罪しました。これに対し築地市場協会の伊藤裕康会長は「われわれはみんな都を信頼しているのに、このやり方は何だ、このザマは何だ」と怒りをあらわにし、一日も早く豊洲市場の安全性に問題があるのかどうか確認してほしいと求めました。また、伊藤会長は「どこをどうすれば安全確認ができるのか早く示してもらいたい」と述べました。
豊洲市場の土壌汚染対策を巡っては、都はこれまで敷地全体に「盛り土」をしたと説明していましたが、実際には主な建物の地下で行われていなかったことが分かっています。この問題について担当部署の歴代幹部はモニタリングのため地下が空洞になっていることを把握していたにもかかわらず、説明の変更するなどの対応を取っていなかったことが新たに分かりました。これについて都の担当者は「考えが及ばなかった。反省すべき点だ」と話しています。
この問題については、きょう都庁で開かれた都内の市場の在り方を審議する会議でも出席した市場関係者や都議会議員から「都民の信頼を失ったと言わざるを得ない」などと厳しい声が相次ぎました。これに対し東京都は、説明責任を果たして、信頼回復に努めるとしています。東京都中央卸売市場の岸本良一市場長は「適時、適切で正確な情報公開に努めるとともに丁寧に説明していくことで、疑念や不安を払拭し、信頼を得られるよう全力で取り組んでいく所存」だと述べました。
東京都は去年3月の都議会でも、地盤面から下2メートルまでの土壌は汚染の有無にかかわらず全て入れ替え、その上に2.5メートルの盛り土をしているとして、事実と異なる説明をしてきました。
都議会各会派は今月28日開会する都議会の定例会でこの問題を追及する方針で、東京都にはさらなる説明責任が求められています。
豊洲市場「盛り土」問題 都担当者が市場関係者に謝罪
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