豊洲市場の土壌汚染対策の盛り土がされていなかった問題で、石原元知事が当時市場の地下に盛り土をしないことを記した契約書に印鑑を押し、契約を承認していたことが分かりました。
盛り土をしない設計への変更について一切、報告を受けていないとしている石原元知事の印鑑が押された契約書は、豊洲市場の建設に関し、2011年に東京都と建設業者で交わされたものです。入手した1級建築士の水谷和子さんは東京都はこの契約書で「市場の建物の下に盛り土をしない」という内容の工事契約を結んでいると指摘します。水谷さんは「予定地における施設建築物の建設エリア以外のAP6.5mよりAP2.5mについては汚染の恐れのない土で埋め戻すこととしている、という風になっている。ということは建築物の下に関しては埋め戻さないとここで明記した」と話しています。
混迷を深める豊洲市場の建設計画の変更はいつ、誰が盛り土をしないと決定したのでしょうか。時期を巡っては当時の比留間元中央卸売市場長は「自分の任期中の2009年7月まで地下を空間とする案はなかった」としていて、東京都への取材で、2010年7月には、地下空間を作る報告を都の幹部が受けていたことが新たに分かりました。つまり2009年7月から2010年7月までの1年間に、盛り土をしないことが決定されたとみられます。小池知事は「移転の延期を申し上げたときの課題はまだ残っているのでこの点についても科学的客観的に分析を進める」と述べました。
都はこの期間の市場担当の職員らから聞き取り調査をしていて、週内に調査結果を報告することにしています。
豊洲市場の契約書に印鑑 石原元知事 盛り土ない契約を承認
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